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「緋牡丹博徒」(1968)

【DVD発売中】

76点76
女任侠スターとして一時代を築いた藤純子主演による“緋牡丹博徒“シリーズ第1作。九州の博徒矢野組の一人娘・竜子は、闇討ちで殺された父の仇を求めて、全国津々浦々の賭場を流れ歩き“緋牡丹のお竜“の異名をとる。ようやく仇を探しあてたお竜は、一匹狼のヤクザ片桐の助けで仇を討つ。

あらすじ

九州の博徒矢野組の一人娘竜子は、堅気の男との結婚をひかえて父に死なれた。矢野が闇討ちを受けたのだ。竜子は一家を解散し、矢野の死体のそばに落ちていた財布を手がかりに犯人を探そうと旅に出た。小太刀の免許を持ち、博奕にも優れた腕を持つ竜子は全国津々浦々の賭場を流れ歩くうち、五年の歳月が過ぎていた。明治十八年の晩春、岩国のある賭場ですでに“緋牡丹のお竜”の異名をとっていた竜子が胴師のイカサマを見破ったことから、いざこざが起り、竜子は旅の博徒片桐に助けられた。片桐の人柄に惹かれた竜子は一部始終を打ち明けたが何故か片桐は無言だった。やがて二人は別れたが、その時には証拠の財布は消えていた。一方、竜子の唯一の子分で矢野殺しの犯人の顔を覚えているフグ新が道後でいざこざを起し、岩津一家と熊虎一家の対決騒ぎにまで発展した。それを知った竜子は早速道後に向ったが、彼女の気っぷの良さに大阪堂万一家の女親分おたかが仲裁に入り、竜子と熊虎は兄弟分の盃を交したのである。やがて竜子とフグ新はおたかの勧めで大阪に出た。大阪は千成一家二代目加倉井の圧力下にあった。賭場で竜子と対した加倉井は、その後、彼女を手寵めにしようとしたが、竜子を救ったのは、片桐だった。片桐は加倉井の兄貴分で、竜子の父を殺した犯人が加倉井だった。だが片桐は博徒の義理から、加倉井をかばって真相を打ち明けなかった。そんな時、犯人の顔を知るフグ新が加倉井に会い、すべてを悟ったのだった。しかしそのフグ新は卑怯にも加倉井に斬られ、竜子に真相を打ち明けると、息を引き取ってしまった。さすがの片桐もこれを見て、竜子に加勢せざるを得なかった。得意の小太刀を持ったお竜が千成一家に殴り込んだのは間もなくのことだった。次々と子分を倒して奥の部屋に向った竜子が見たのは、そこに加倉井と刺し違えて倒れている片桐だった。瀕死の片桐は、竜子に抱かれながら、静かに息を引き取っていった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1968年
製作国 日本
配給 東映=東映京都
上映時間 98
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