

【重要】システム障害発生につきまして
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「黄昏のかなたに」(1989)

夫を亡くしてからというもの、すべてを犠牲にして育て上げてきた娘が駆け落ちしてアメリカへ。母親は、どうしても娘の気ままな生き方を認めることができない。一方娘は、母への負い目と反発との板挟みに苦しんでいた。香港を愛しながらも留まることのできない娘と、取り残された寂しさを抱えながらも香港を離れられない母親。人生の黄昏を迎えた老人たちの第二の人生を歩もうとする姿が、美しい風景の中で描かれていく。
あらすじ
香港で暮らす母ムイ(フォン・ボーボー)の元へ、アメリカに駆け落ちした娘パール(イップ・トン)が10年ぶりに夫のアレン(ローウェル・ロー)と息子デレク(アレクサンダー・ロウ)と共に帰って来た。娘に裏切られたという思いを拭い切れない母親は、素直に娘を迎えられない。そんな時、ウォン(リチャード・ウン)がパールに助け舟を出し、パールとムイは仲直りする。かつて水泳の名選手だったウォンは、今も若者たちを指導し、デレクも彼を尊敬している。パールは、ウォンがムイと結婚してくれればいいと思い、それに気付いた2人はお互いに意識するようになるが、重荷になりたくないと考えてそれを言い出せない。一方、チャリティ水泳大会に出場することになったデレクは、ウォンとの勝負に胸を踊らせるが、ウォンは年齢を理由に出場を拒否する。実は彼は心臓病を患い、長距離水泳を止められていたのだ。何も知らずに、ウォンを意気地無しとなじるデレク。結局ウォンは水泳大会に出場するが、ゴール寸前で発作が起こり、足が利かなくなってしまう。デレクは自分のせいだと悩むが、父のアレンは、世の中はそんなに単純なものではないと優しく慰め諭す。やがてパールたち親子はアメリカへ帰る。後には、優しく寄り添うウォンとムイの姿があった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 | 1989年 |
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製作国 | 香港 |
上映時間 | 115分 |
カテゴリ | 人間ドラマ |
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