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「タイ・カップ」(1995)

67点67
ベーブ・ルース、ルー・ゲーリックと並び、アメリカ・メジャーリーグの基礎を築くとともに、数々の前人未到の記録を打ちたてた男、タイ・カップ。彼の終身通算打率3割6分7厘は現在でも破られていない。しかし偉大な野球人カップは黒人や女性を敵視する差別主義者であり、試合に勝つためなら相手チームの選手にケガをさせることもいとわないダーティな面も多々あった。尊敬と軽蔑、二つの評価を併せ持つ伝説の男の晩年をT・L・ジョーンズが好演。カップの存在感を十分に表現している。

あらすじ

60年。スポーツ記者のアル・スタンプ(ロバート・ウール)は、30年前に引退した伝説の選手、タイ・カッブ(トミー・リー・ジョーンズ)の自伝の執筆協力を依頼される。カッブは病気がちで、酒を浴びるほど飲み、そして何より怒りっぽくすぐに銃を振りかざす男だった。カッブはアルに、私生活の事は一切触れずに野球人としての偉大な足跡のみを書くよう強要する。アルは表向きの伝記とは別に、彼の真実の姿をつづった別の原稿も並行して書き進めていった。ある日、カジノに赴いたカッブは舞台へ上がるよう迎えられるが、人種差別的な発言で観客から煙たがれる。アルはホテルで知り合ったシガレット・ガールのラモーナ(ロリータ・ダヴィドヴィチ)と意気投合するが、強引に押しかけたカッブは彼女を奪う。服を脱ぐよう命じたカッブだが、薬の副作用で2年前から不能になっていた。カッブはアルを伴って野球の殿堂クーパーズ・タウンへ向かい、彼の業績を讃えるパーティーに出席する。彼は昔の選手仲間たちに嫌われていたが、一方で生活に困っている仲間に密かに経済的援助をしていた。アルは知れば知るほど、この男の実像が分からなくなっていく。カッブは故郷ジョージアへアルを連れていくが、実の娘さえも彼に会うのを拒絶した。カッブは自分の死後、一緒に埋葬してもらうつもりで購入した両親の墓所の前で、尊敬していた父親が母とその愛人によって殺された事を告白する。アルが密かに書き溜めたメモを見たカッブは怒りのあまり吐血し、入院する。死期を悟った彼は、アルに自分の好きなように書くがいいと告げる。やがてカッブは世を去ったが、アルは偉大な野球人の虚像に基づいた伝記を書く決意を固めるのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1995年
製作国
上映時間 128
カテゴリ 人間ドラマ
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