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「魔剣」(1953)

【DVD発売中】

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殺気も見せず、ただ相手が切りかかると反射的に鞘走って敵を倒す必殺“夢想剣“の使い手、瀬波幻雲斎の悲劇の半生を描く。天涯孤独の身の上から俗世を離れて修行に生きてきた彼は、同情が仇となって豊臣秀次と石田三成の争いに巻き込まれる。さらに自らをかたきと狙う青年剣士・稲葉哲郎太に“夢想剣“を伝授し、果てていく。原作は五味康祐の芥川賞受賞作『喪神』。関西歌舞伎出身の中村扇雀が哲郎太を好演。

あらすじ

夢想剣−−その構えは一見隙だらけで闘志が見えない。しかも相手が斬りかかると、瀬波幻雲斎の大刀は反射的に鞘走って相手を倒してしまう。幻雲斎は幼時に孤児となり、自殺寸前を夢幻坊に救われ、その錬成によって一流の剣士となり、女心の儚なさと仕官の為手段を選ばぬ人間性の卑しさを痛感して修業一筋に生きてきたが、不遇な豊臣秀次に同情して指南役となった。秀次に仕える上臈・伊勢の局は幻雲斎の性格に魅せられていたが、伊勢が石田方の間者であることを見抜いた幻雲斎は、秀次が三成の陰謀によって失脚すると、彼を慕う伊勢をも振りきって大和多武峯に隠棲した。父を幻雲斎に殺された稲葉哲郎太は幻雲斎の庵を訪れて勝負を挑むが、彼の技の及ぶ所でなかった。哲郎太は一切を敵にゆだねて寝食を共にしながら夢想剣を学んだ。同じ庵に住むゆきは幻雲斎の養女で、やはり幻雲斎に斬られた剣士の娘だった。二人の間には恋が芽生えたが、哲郎太は父の仇を討たねばならぬ宿命を感じ、ゆきに励まされて修業に旅立った。時代は大きく旋回し、伊勢は今や関東方の間者として暗躍し、石田の侍に追われて幻雲斎と邂逅し、今は凡べてを捨て幻雲斎と共に居る事を願った。折しも哲郎太が戻って来た。二人は再び相対峙するが、何故か哲郎太はかかれなかった。幻雲斎は伊勢に哲郎太の仕官を頼み、ゆきと哲郎太を送り出すと見せかけて、矢庭に哲郎太へ斬ってかかった。一瞬、哲郎太の手が動いたとみると、幻雲斎が倒れていた。これこそ夢想剣の極意だったのだ。幻雲斎は哲郎太の成長に満足な笑みを浮べて息を引き取った。多武の峯の頂上にはその後も幻雲斎の菩提を弔う尼僧姿の伊勢の姿が見えたという。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1953年
製作国 日本
配給 大映京都
上映時間 99
カテゴリ 仁侠/時代劇
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