閉じるボタン
【重要】システム障害発生につきまして

「路傍の石〈1955年〉」(1955)

0点--
山本有三の原作の2度目の映画化。勤勉な少年、吾一を描いたこの小説は、計4回映画化されている。明治33年、廃藩置県のあおりで土地を失った元氏族の家に生まれた吾一は、貧乏のため中学にあがれず、同級生の実家である呉服屋に丁稚に出される。だが、仕事の苦労にもめげず、彼は勉強を続ける。

あらすじ

明治三十三年頃、山国に近い小さな町で、高等小学二年生の愛川吾一の家は、いなば屋という書店の裏にあった。父の庄吾は代々士族の家柄であった愛川家の土地が廃藩置県の煽りで町民達に分配となったのを怒り、訴訟の為東京に出ていた。母れんは封筒貼りの内職で、細々と生計を立てて勝目のない夫の帰りを待っていた。或日、吾一は友達と意地の張り合いから危険を冒して鉄橋の枕木にぶら下った。それは、中学校へ行けない吾一の小さな反抗心の現れだった。受持の次野先生と共に、成績のよい吾一の進学を願っていたいなば屋の主人の黒川安吉は、この事を知って学資の出資を申出たが、折から帰郷した頑固者の庄吾に、にべなく断られた。吾一は、庄吾の借金の埋合せに、伊勢屋呉服店に小僧奉公に出され、同級の秋太郎や妹きぬに仕えねばならなかったが、小僧だというので名を五助と呼ばれる事が何よりも悲しかった。こうした中で、吾一は母の死に会い、悲しみの余り店を抜け出して次野先生や父のいる東京に出奔したが、父は仕事の為、九州へ去っていた。父のいた下宿で、女主人母子にこき使われながらも、吾一は下宿人の画学生黒田に励まされていたが、訴訟に庄吾の敗けた日、追出されてしまった。その後、黒田を身元保証人としてようやく文撰工見習となった或日、吾一は原稿の中に次野先生の名を発見した。次野先生にめぐり会えた日、吾一にもやっと希望の光が射した。先生の教えている夜学で勉強出来る……吾一は夢のように幸福だった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1955年
製作国 日本
配給 松竹大船
上映時間 113
カテゴリ 人間ドラマ
チケット 前売りチケットを購入する