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「若者に夢あり」(1962)

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高橋英樹が、家庭環境の複雑さからヒネくれた不良青年を演じる青春映画。昭夫は、小沼物産社長・重太郎の次男だが、父と愛人との間にできた子供。重太郎は若い愛人を作り、昭夫の兄は妻をお手伝い同様に扱うという、冷めた家族だった。ある日、重太郎の愛人と昭夫がデートしたことから、家庭内に波紋が広がり始めて……。

あらすじ

昭夫は小沼物産の社長小沼重太郎の次男であるが、父の過去の女である料亭“菊村”の女中高木芳子との間に生れた子供だった。重太郎は余り家庭をかえりみず、昭夫と同じ年頃の平井雅子という女を可愛がっていたし、兄の敏彦は父の威光で総務部次長におさまり、嫁の由美子を女中同様に扱い、弟の弥寿彦はカリエスで寝たっきり、母の陽子は嫉妬に明け暮れてるといった複雑な家庭であった。そんなためか、昭夫は冷めたい青年に成長していた。或る日、重太郎が川奈で雅子とゴルフに興じていた時、突然昭夫が現われた。驚く父に、雅子のことを母に内証するからといって三百万円をださせた。そんな昭夫に雅子は強く惹かれた。数日後、雅子は昭夫を競馬に誘った。昭夫はつき合いの料金をガッチリ取ると雅子のお伴で競馬場へ行った。だが、馬券も買わず、雅子の隙をみて多摩川べりに散歩に出た。昭夫は、そこで絵を描いていた氏家美津子と知り合った。数日後、昭夫は美津子の家を訪ねた。祖母と二人きりの生活であったが、暖かい家庭に昭夫はすっかりひかれてしまった。一方重太郎は雅子から昭夫を愛してしまったと言われて呆然となった。翌日、小沼家には気まずい空気が流れていた。陽子が重太郎の秘密を知り、重太郎が雅子の気持を知って昭夫にあたり散らしていた。そんな頃、雅子が車にハネられた。目撃者から兄の敏彦が警察にひっぱられた。由美子は敏彦が心をいれかえたら戻って来ると小沼家を出て行った。昭夫は小沼家全体が狂っている、皆正常にもどるようにと父や母に訴えた。涙ながらにいう昭夫に、弥寿彦も応援した。重太郎も陽子も自分達の生きかたが、間違っていたと初めて気がつくのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1962年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 81
カテゴリ 青春ドラマ
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