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「キッドナップ・ブルース」(1982)

40点40
ジャズ・ミュージシャンの中年男と鍵っ子の女の子が日本列島を旅し続ける姿を淡々と撮った、浅井慎平のフォト・メルヘン。ストーリー性や劇的効果をいっさい排除した作品で、全編に無機的な雰囲気が漂う。山下洋輔が音を手掛け、出演もしている。

あらすじ

遥かに東京の灯りが点滅するのが見えるT川堤。ハンティングキャップをかぶった男Rが自転車に乗っている。陽気な客で賑わう酒場で、一人、酒を飲むR。林檎を買うR。自転車の篭には林檎とレゲエのリズムを流すトランジスタラジオがある。ゴリラのぬいぐるみを持った少女Yがいる。RはYが「海を見たい」と言うので、自転車で出発した。少女は家に電話をするが、誰もでない。焚火の傍でギターを弾く男がいた。RとYは近づいていった。パチンコの景品を金に換えるR。Yのママはホステスで家にいないときが多い。Yが家に電話すると、ママがでた。Yは「おじちゃんと一緒にいる」と言うと電話を切った。風呂に入っているRとY。カメラを買うR。雪道を歩いてくる刑事。鉄格子の閉る音。鉄格子の向うにうずくまるR。カメラが引かれると、鉄格子だけが雪原に立っている。Rの後に黒い森がある。果てしないすみ色の雪原と遥かな山々。Rは立ち上り、トランペットを吹きはじめる。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1982年
製作国 日本
配給 ATG=バーズスタジオ
上映時間 92
カテゴリ 人間ドラマ
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