閉じるボタン
【重要】システム障害発生につきまして

「君は海を見たか」(1971)

0点--
倉本聰が自作のTVドラマを脚色し、井上芳夫が演出している感動作。造船所の設計技師・増子一郎は仕事に追われ、息子の正一にかまってあげる暇がなかった。一郎の出張中、正一は身体の異常を訴え、精密検査の結果、ガンであることが判明。一郎は会社をやめ正一と残された少ない時間を、一緒に過ごそうと決意する。

あらすじ

大和造船所の設計技師増子一郎は、仕事に忙殺され、正一のことは、妹の弓子に任せたままだった。一郎の出張中、正一は身体の異状を訴え、弓子はすぐかかりつけの和田小児科病院へ連れていったか、詳しい原因が判らぬまま、大学病院に移された。精密検査の結果、木口博士の口から殆んど助かることのない癌であることが一郎に伝えられた。悪くて一、二ヵ月、もちこたえたとしても三ヵ月の生命であり、手術をしてもその可能性は零コンマ以下の確率でしかないという。再婚を間近に控えた一郎には悪夢を見ているようで信じられなかった。そして、この恐ろしい現実が確かなものであると知ったとき、彼の胸に苦い後悔が押し寄せてきた。正一の書いた新しい家の設計図を、仕事を理由に見てやらなかったことも、そして二ヵ月も前に、正一が腹部にしこりができているという訴えをなま返事で聞き流していたことも、すべてが彼を苦しめずにはおかなかった。一郎は、休職願いを出し、正一に残された時間を一緒に過ごそうと決心した。彼は、かつて、正一の担任教師大石から、正一は青い海を見たことがないということを聞かされ、土佐の真っ青な海を見に連れていくことにした。正一は狂喜し、はしゃぎ廻った。しかし時間は流れ、何の奇蹟も起こらないまま正一は静かに死んでいった。彼に残されたものは、黒い海しか書けなかった正一が、土佐の真っ青な海を描いた絵だけだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1971年
製作国 日本
配給 大映東京
上映時間 83
カテゴリ ファミリー
チケット 前売りチケットを購入する