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「コント55号とミーコの絶体絶命」(1971)

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湘南市役所の“何でもやる課“に15年も勤める次郎には、父母を失った後面倒を見続けて育て上げた弟、金作がいた。金作も次郎と同じ職場で働いていたがある日、金作は次郎を追い越し同課の係長に昇進。とたんに上司風を吹かして次郎をコキ使う。コント55号のコンビによる最後の映画作品である。

あらすじ

坂本次郎・金作の兄弟は湘南市役所なんでもやる課勤務である。父は戦死、母は台風で死亡。その時次郎は十六歳、金作は八歳であった。次郎は金作の手をひいて上京、苦労の末金作を大学にやった。次郎は、世の中は金だという信念を持っているだけにケチである。従って女には縁がない。一方、金作はなかなかのプレイボーイで、ある日新宿のゴーゴーバーで県会議員の妾腹の娘田所桃代と知り合った。翌日、金作は市役所の亀山助役に呼ばれた。桃代が結婚したいというのだ。助役や沼田課長は、自分たちの昇進のチャンスとばかりこの結婚を急がせた。十五年勤務の次郎を通り越して金作は係長に抜擢された。金作はふとしたキッカケで知りあった中川秀子という、病身の母と妹のために昼間はガソリン・スタンド、夜はゴーゴーバーで働きながら家計を切りまわしている溌刺とした心根の優しい娘にすっかり心を奪われてしまった。ある日次郎は胃に激痛を感じた。そして、勝手に癌だと思い込んだ。金作も、他人のことを話している医師の言葉を聞き違え、兄は癌だと錯覚してしまった。その日から金作は一生懸命兄につくした。次郎は余命いくばくもない人生を楽しもうと五百万円の預金を解約した。そんなある日、次郎は、ポケットに石をつめ込んで海に身を投じたが勤め帰りの秀子に助けられた。気がついた時は病院のベットの上で、秀子が母の手術代に困っていることを知り金をだそうとしたが、三百万円余りの大金は自殺行の時、波にさらわれてしまった。兄弟が相談した手術代の捻出方法は、このまま次郎が死んだことにして香典を集めることだった。数日後、通夜の客たちは香典を持って集まった。そんな夜でも桃代の甘い攻撃は続いた。金作が「不謹慎な!」と桃代を殴り飛ばしたことから押し入れに隠れていた次郎が飛びだして大騒ぎとなった。かくして兄弟の金集めの苦心は水泡にきしたのである。しかし、金作は、次郎が秀子を愛していることを知ると身を引く決心をした。やがて、次郎が癌でないことが判明した。それも自殺行のあとの入院でわかったもので次郎も知っていたことである。金作はむしょうに腹が立ち次郎にかみついたが、秀子のとりなしで仲直りした。それから数カ月後、「次郎ラーメン」の屋台が店開きした。商売は順調であった。そして、秀子の母の手術も、兄弟の苦面した金で無事に終った日、秀子が選んだフィアンセは兄弟のどちらでもなく杉本先生だったのだ。二人のショックはあまりにも大きかった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1971年
製作国 日本
配給 松竹
上映時間 89
カテゴリ コメディ
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