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「サラリーマン一心太助」(1962)

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一心太助の23代目にあたる石井太助が活躍するサラリーマンもの。太助が勤める葵食品の社長、光男は新しもの好きで、大久保彦左衛門の子孫である大久保営業課長は苦々しく思っていた。だが光男はそんな反対を押し切って電子計算機を導入。おかげで営業部はセールス・ノルマに追われて大わらわに。

あらすじ

元祖の一心太助から数えて二十三代目、一心屋鮮魚店の当主は青年サラリーマン石井太助である。彼は、魚屋稼業をつぐことを願っている母親仲の意志にはそはなかったが、それでも出勤前に魚河岸へ買出しに行くほどの孝行息子だ。太助の勤務する葵食品には、大久保彦左衛門の子孫であることを誇りとする大久保彦造営業課長がいたが、葵食品が今日一流会社に成長したのも三代に渡って忠勤にはげんだ大久保一家に負うところが大だった。この彦造課長、常日頃から三代目社長の新し好きを苦々しく思っていたが、今度アメリカの電子計算機を購入するに至っては怒りその極に達した。だが計算機は設置され、葵食品に一大革命がもたらされた。なかでも営業部は電子計算機の設置したセールス・ノルマにあおられて大わらわ。一方、計算機について派遣された宮川仲子は、ファッション・ブックから抜け出したような美人だった。営業社員のまなざしは一斉に仲子に集中した。当の仲子は生活設計をすべて計算機によってたてるような現実派、計算によると太助が成長株と出た。それで仲子は太助と交際することにした。仲子の思った通り、太助の成績はうなぎのぼり。その得意絶頂の自己満足ぶりは社内の鼻つまみとなった。一方、太助と仲子の仲を妬むSOS電子計算機の日本支社長の田中が、葵食品の電子計算機に小細工を施したため、セールス・ノルマの算定が急激に増加、取引高も桁はずれな数字になった。すべて太助の指示するままに大口商社が仕入れるため、魚河岸には身動き出来ないほどの漁船が横づけされ、丸に葵の旗をなびかせたトラックの群が都内を突っ走り交通麻痺をおこし、駅は滞貨の山となるという異常な状態が現出した。てんやわんやの大混乱のあげく、葵食品は世間の悪評のうちに業務不能に陥った。数日後、ビルの屋上には憔悴した社長を囲む彦造、太助の姿があった。再建を誓う三人の胸に、電子計算機であれだけの混乱になるのだからもし水爆の発射装置が壊れたら……と言う太助のつぶやきが重くるしく響くのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1962年
製作国 日本
配給 東映東京
上映時間 95
カテゴリ 人間ドラマ
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