閉じるボタン
【重要】システム障害発生につきまして

「三億円をつかまえろ」(1975)

0点--
“3億円強奪事件“の時効成立を間近に控えてのタイムリーな企画だったが、中味はこの事件とはまるで関係ない前田陽一の強盗喜劇。農協の大金庫に眠る3億円をムショ仲間の3人と地主のドラ息子、赤ん坊という5人組が襲う。金庫を守るガードマンとのダマシ合いが笑わせる。

あらすじ

昔は金庫破りの名人とまで言われた横山は今では足を洗い世帯を持って、小さな学習塾を営んでいる。だが地味な暮しを志したものの女房に逃げられ、一人息子の正のミルク代にも欠くこのごろである。そんなある日、昔の仲間で最近刑務所を出たばかりの野島が、子分の南波を連れて現われた。二人は、農協大金庫に納まっている三億円を狙おうと、横山の手を借りに来たのだ。横山はキッパリと断わったものの、三拝九拝する野島に負けてようやく腰を上げる決心をした。しかし条件として、最悪の事態を考え、正も連れていくことを二人に承知させた。当日、横山、野島、南波の他に、以前農協に勤めていた米田という土地成金の伜が加わった。彼は博奕に凝り、借金の返済に追われているのである。横山は入念な準備の後、金庫のダイヤルに手をかけた。息を殺して見守る四人をよそに、正はヨチヨチと室内を歩き、イタズラを始めた。とめようとすると泣き出すので、野島、南波、米田の三人はおしめを取り替えたり、ミルクを飲ませたり、正のお守りにかかりっきり。数時間が経ち、ついに金庫が開いた。中には一万円の札束がビッシリ。一同は急いで札束を分配し、引きあげようとした。その時、正はオシッコを始め、それが警報器の集光器にふれたために、非常ベルが鳴ってしまった。一同は逃げ出したが、横山は正がいるのでそうもいかない。観念した横山は火のついたように泣きじゃくる正を、乳母車に乗せると、警官が包囲する真只中に出て行った。「夜泣きですか?」「ハァー、虫を……おこし……まして」「イヤどうも失礼しました」。捕えられ、横山の方を見ながら目を白黒させる仲間たちをよそに、横山はフゥーと溜息をつくと大金を積んで、まんまと大包囲網を出て行くのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1975年
製作国 日本
配給 松竹
上映時間 92
カテゴリ アクション
チケット 前売りチケットを購入する