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「いかさま博奕」(1968)

80点80
清市は借金を返そうと娘のおしのを身売りして金を作り、博奕打ちの銀次郎と勝負する。しかし結果は大負けで、絶望した清市は自殺してしまう。事情を知った銀次郎はおしのを身受けしようと、再度賭場を訪れるが、関西の博徒竜吉のイカサマに敗れてしまった。人情に熱い博奕打ちを鶴田浩二がピッタリのハマリ役で演じる。ギャンブル・シーンが緊迫感に満ちた仕上がりに。

あらすじ

北陸の温泉町で、博変打ち銀次郎は、大金を賭けた勝負で土地者の清市を負かした。清市は借金を返そうと、娘のおしのを身売りさせ、その金で最後の勝負をしたのだが、翌日、自殺した。ことの次第を知った銀次郎はおしのを身受けしようと、再度賭場に赴いたが、関西の博徒竜吉の見事なイカサマに敗れてしまった。その後、銀次郎は子分になりたがっている長八と共に大阪に出た。銀次郎が現われたのは、竜吉が草鞋を脱いだ大貫一家の賭場である。銀次郎は竜吉のイカサマの裏をかき大勝したが、卑怯にも大貫は銀次郎の帰途を襲った。彼を助けたのは、大阪駅でスリに財布をすられて困惑していた時、銀次郎が救ってやったおりんだった。だが、おりんは、借金をかさにした大貫に言いよられて困っていたのだ。そんな時、銀次郎は飛田遊廓でおしのを探しあて、身受けしようとしたが、大貫に阻まれてしまった。おりんは銀次郎におしのを身受けさせようと、自分の身体を賭けて賭場に現われた。相手は竜吉である。見かねた長八はおりんに代って竜吉と相対したが、イカサマでは竜吉にかなわず、左手に短刀を突き立てられてしまった。急を聞いて駆けつけた銀次郎は、再試合を竜吉と誓った。竜吉はまる一日、札に塗った油で光の当る角度によって札を読む仕かけなど、新しい細工を花札にほどこすために費した。やがて始った大博奕、最初快調だった銀次郎は竜吉の登場で苦境に立った。ローソクの光線が怪しいとにらんだ銀次郎は、自らもその仕掛けを札に施した。そして運命を賭けた大勝負は、銀次郎の勝利に終ったのである。おしのを身受けし、おりんの借金を精算した帰り道、銀次郎は再度、大貫一家に襲われた。今度は竜吉も、大貫のあまりの汚なさに、銀次郎の味方になった。やがて激しい闘いは終った。大貫は倒れ、一家は潰滅したが、竜吉もまた、重傷を負い、銀次郎の腕の中で事切れていった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1968年
製作国 日本
配給 東映京都
上映時間 92
カテゴリ 仁侠/時代劇
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