「赤城の子守唄」(1957)

0点--
おなじみ、天保の頃の侠客、国定忠治の物語を、忠治の子分・板割浅太郎を中心に描いた時代劇。農民たちの窮乏を見かねた国定忠治とその子分たちは、代官所を襲って貯蔵米を放出。彼らは、赤城山に立てこもる。追われる忠治の身を何とかしようと浅太郎は、東奔西走。しかし、その努力も空振りに終わり、赤城山に戻ってみると、忠治一党に政吉という、密偵が入り込んでいて……。

あらすじ

天保末期、兇作にあえぐ農民の窮乏を見かねた上州国定村の長岡忠治郎は、代官所を襲って貯蔵米を放出し、みずからは公儀に追われ赤城の山深くたてこもった。こんな事態を収拾しようと乾分板割の浅太郎は、忠治とは兄弟分の仲だった大前田英五郎の許を訪れたが、体よく逃げられ仕方なく赤城への道を引き返すのだった。途中、ある宿場で土地の親分駒蔵の乾分にいためつけられていたお町という娘を救った。お町は母親に死なれ一人の兄をたずねて上州への旅を続けていたのだった。浅太郎は彼女を連れ、かっては忠治の恩義を蒙りながら今は目明し稼業をしている伯父の勘助をたずねた。だが伯父の苦しい心中を知った浅太郎は、お町のことを頼んで立去った。山道を急ぐ浅太郎は今度は忠治と別れて暮している女房のお徳に出会った。淋しい女心を知った彼は忠治を連れてくることを約束してお徳を帰すのだった。浅太郎が帰った山には政吉という男が一党に加っていた。この男、実は賞金目当の密偵だった。数日後、山を降りた忠治はお徳と再会した。だがその喜びも束の間、勘助らの捕方の群に包囲された。激闘数刻、お徳が斬られた。お町との逢いびきで急場に行けず疑惑の目を向けられた浅太郎は、勘助の首をはねて証しを立てようと思い山を降りた。が、すべてを予知していた勘助は、ひるむ浅太郎の長脇差を自分の腹に突き立てた。その頃、忠治が捕らぬ限り賞金は出せぬと断られた腹いせにヤケ酒をあおっていた政吉は、酒を買いに来たお町、実は妹とめぐり逢い、お町が浅太郎を思慕していることを知り愕然とした。勘助の首を前に浅太郎に詫びている忠治のもとへ、政吉は駈けつけ、事の一切を明かして罪をざんげした。かくて忠治達は、政吉らの働きで召捕りの包囲陣から無事脱出することができた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1957年
製作国 日本
配給 松竹京都
上映時間 94
カテゴリ 仁侠/時代劇
チケット 前売りチケットを購入する