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「暴れん坊街道」(1957)

55点55
馬方の三吉は、大名の姫に従って江戸へ上る途中、近江路の宿で浪人くずれの与作と出会う。実は与作は三吉のまだ見ぬ父。おまけに、姫の乳母は三吉の実母。親と子の因果話がやがて悲劇へと突き進んでいく。原作は近松門左衛門の『丹波与作』。依田義賢の脚色を内田吐夢がリアルに描いている。

あらすじ

丹波国由留木城下。奥小姓を勤める与作は、行儀見習のため御殿へ奉公中の家老稲葉幸太夫の娘重野と恋仲になり与之助という男の子まで儲けたが、不義を問われて城を追放された。愛しい重野や幼な子に会いたさに、稲葉邸を訪れても門前払いをされる有様。一方、城内では姫君御誕生で大騒ぎ。一番家老の計らいで乳人は重野と決り、感激した幸太夫は娘に向い、与之助と母子の縁を切るよう厳命した。それから十余年。与作は浪々の身で息子与之助の行方を求めて旅から旅。めぐりめぐった関の宿の近く、幼い馬方三吉の馬に乗った与作は、この少年こそ探しあぐねた与之助と知り、我こそ父と名乗りあえず三吉にひかれて宿場の宿へ。そこには三吉が姉と慕う小まんという娘がいた。真の父としての愛情を注ぐ与作と三人の幸せな生活が続く。だが自分で捨てた父母を許せないといいきる三吉。程なく、丹波由留木家の行列がこの宿場に通り掛る。駄々をコネる幼い姫を道中奴六で喜ばせた三吉は姫のお相手を仰せつかるが、彼の守袋から我が子と知った重の井こと重野は驚愕。が所詮は母と名乗れぬ今の身の上。奴が呼んだ言葉から重の井こそ真の母と知った三吉は怒り、そのまま立去る。小まんの父庄作は水呑百姓の身で年貢の金子五両に苦慮し、小まんに泣きついてくる。小まんと与作の苦悩を見兼ねた三吉は子供心の一途に重の井を尋ね、陣へ戻るが、何も知らぬ重の井に追い帰される。切羽詰った三吉はその夜、姫の寝室から錦袋の守り刀を取り五両に換えて小まんに手渡す。だが事情を知った与作は刀を戻そうと、刀を買取った者と話がつかず、遂に相手を斬ってしまう。盗難は三吉の仕業と判るが、訳を知った重の井は唯々涙にむせぶ。あわや三吉も幸太夫の刀に掛ろうとした時、本陣の玄関で与作が切腹したとの知らせ。今は悲憤を涙と共に狂気のごとくブチまける重の井。与作こそ実の父と知り呆然とする三吉。一夜明け、重の井は三吉の行末を小まんに託し由留木家の行列に加わって宿場を去る。新しい与作の土饅頭に花を手向ける三吉と小まん。どこからか三吉のに似た鳥追唄が流れていた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1957年
製作国 日本
配給 東映京都
上映時間 95
カテゴリ 仁侠/時代劇
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