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「渇き〈1958年〉」(1958)

55点55
スケート場で知り合った大学生・俊男と激しい情事に溺れていく人妻・明子。ところが、ひそかに俊男に恋していた同級生の密告で、すべては夫の知るところとなり……。山本富士子が“自立する妻“というきわめて現代的な役を演じた文芸映画で、「処女宝」など女性心理の扱いに定評ある島耕二の監督作。

あらすじ

明子はスケート場で俊男という大学生と知り合った。明子は人妻だった。意志を通じあわせようとしない官吏の夫と、平凡な家庭の毎日、そんな彼女の心に、この若く、たくましく、知的な俊男が忍び入ってしまった。その夜、俊男と、ジェット・コースターに興じ、ダンスに酔った明子の心は、夫から離れていた。夫が出張した日、二人はドライブに出た。富士の見える丘で二人はいつまでも抱き合って動かなかった。この情事は夫の部下木下の知るところとなり、木下は明子を脅し、借金の申込みさえした。しかし明子は、もはや俊男と離れることは出来なかった。二人は逢瀬を重ねた。俊男をひそかに愛していた学友の小森一枝は、二人の関係に心を痛め、とうとう明子の夫に告げた。怒り狂って明子をなぐりつける菖二。明子は俊男の子を流産した。たまりかねた明子は離婚を追ったが、世間態を気にする菖二は承知しなかった。一枝の紹介で受けたテレビ局の就職試験に俊男は合格した。それは大阪行が条件である。勿論一枝の指金であったが、俊男としては受け入れるほかはなかった。恋愛は破局に近づいていたのだ。二人は思い出の丘に出掛けた。明子は俊男と死ぬつもりだったが、やはり明子には彼を死に追いやることはできなかった。数日後、明子は東京駅に俊男を送った。今は夫との離婚を決意し、新しく生きようと心にきめていた。別離の悲しみを、笑顔にまぎらわせ、明子はいつまでも立ちつくした。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1958年
製作国 日本
配給 大映東京
上映時間 92
カテゴリ ラブ・ストーリー
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