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「悲しき別れの歌」(1965)

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おなじみ小百合・光夫のコンビによるラブ・ストーリー。北国から上京し洋裁学校に通う娘が、医者を志す青年と出会い、恋をする。母にそのことを打ち明けるが、母はその青年が、かつて自分を愛した男の息子であることを知って大きなショックを受け、病床に伏してしまう。母の死の間際、娘はことの真相を聞かされるが……。

あらすじ

母の葬儀を終へ、ゆり子は恋人信太郎を見送りながら、永遠に別れる決意を固めた。ゆり子の心に、風見信太郎との楽しい思い出がよぎっていった。ゆり子は洋裁学校に通うため、北国から上京してまもなく、県人会の席で、風見信太郎に出会った。医学部に通う正義感の強い信太郎の魅力はゆり子にとってすがすがしいものであった。開業医の父の跡を継いで、帰郷するという信太郎に、ゆり子は好意を抱いた。だがそんなゆり子に、好意を抱きつづけてきた矢吹健次郎は、淋しさをかくすことが出来なかった。一方女子大生川村秀子は、以前から健次郎が好きであったが、ゆり子の冷い態度を見て、ゆり子に宣言すると健次郎のもとへ走った。さけては来たものの、ゆり子の心に、健次郎が離れてゆく淋しさが残った。急に帰省することになったゆり子は、久し振りの一家団楽に、信太郎の話をして声をはずませた。だがゆり子は、信太郎からの手紙が、母はる子に盗み読みされているのを知り愕然とした。はる子は、弱りゆく身体に、今大きなショックを受けていた。ゆり子が話すM市で医者をする風見といえば、かつてのはる子の恋人だったのだ。奇しい因縁にはる子は、驚ろくのだった。冬休みゆり子は、風見家を訪問した。楽しい滞在をうれしそうに語るゆり子の、「でもお母さんが何か淋しそうだった」という言葉に、はる子は一瞬ひるんだ。はる子は、青春時代、風見を愛しながら、正雄のもとへ嫁いで来た。誠実に愛しつづけてくれた正雄にはる子は、感謝していた。死ぬ真際、母から聞かされた秘密に、ゆり子は、「私は私の道をゆくだけ」と割りきったものの、母の秘密を知りながら淡々と母を愛して来た父正雄の心を見た時、ゆり子は理屈でなしに、信太郎と別れなければならないと痛切に感じたのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1965年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 94
カテゴリ ラブ・ストーリー
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