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「にっぽん美女物語」(1974)

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神楽坂の老舗料理屋を舞台にした人情もの。4人姉妹のうち3人までは美しくおしとやかに育ったものの、一人男っぽくてガラッパチになった末娘・ひらめをメイン・ヒロインに物語は展開する。研ナオコが涙ぐましい活躍を披露。

あらすじ

東京は神楽坂、毘沙門天近くに割烹「駒蝶」という小料理屋がある。ここの女王人むつは、十数年前に夫に先立たれ、女手一つで四人の娘を育てた女傑である。長女鯛子24歳、次女ひらめ21歳、三女鮎子20歳、四女さより16歳。いずれも美人で、お客たちの人気者になっている。また、数十年もの間、この店で板前をしている仁吉が彼女たちの親父代りになっていて作る料理も天下一品である。四姉妹の中で次女のひらめだけは、顔かたちといい、性格といい、チョッピリ異質の存在だった。そして、このひらめがいる限り何かと問題がおこるのだ。例えば、鯛子と新興会社の青年社長鮒村大介の結婚話が進み、その結納の時、ひらめは隣りの部屋で二人の悪口を平気で言ったり、鮎子に一目惚れした商社マンの蛯沢勝男が、上司にお見合いを頼むと、その席上に間違えて現われたのがひらめだった。また、さよりのボーイ・フレンドの木村は実は、ひらめに結婚のプロポーズをするためにさよりをおとりにしていたため、ひらめは大迷惑。そんなある日、ひらめは店で勘定を踏み倒そうとして捕まり、代償として板前の見習をすることになった純平に、なぜか心ひかれるものがあった。時は流れて……。すでに結婚した鯛子夫婦、鮎子夫婦は、それぞれ夫がギャンブル狂で、女狂いをするため実家に泣きついて来た。そんなトラブルを解決するのは、ひらめの得意中の得意だった。でもひらめは最近寂しくてたまらない。姉妹も悪友たちも結婚していく、だから余計に純平への想いがつのっていった。そんな時に、純平が理由も言わず店を飛び出してしまった。にぎやかで明朗なひらめも、さすがにしょんぼりと肩を落して歩くようになった。赤い夕陽が神楽坂の空を一面に美しく彩っている時、目の前に純平が現われた。「バカ、バカ、純平のバカ、大嫌い!」と言っても、ひらめはやっぱり女。純平の胸の中に抱かれて、チョッピリ感傷的になって、涙をとめどなく流していた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1974年
製作国 日本
配給 松竹=田辺エージェンシー
上映時間 90
カテゴリ 人間ドラマ
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