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「波〈1952年〉」(1952)

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『朝日新聞』に連載された山本有三の小説を中村登が脚色・監督している。見並行介は芸者になった昔の教え子が仕事に堪えきれず逃げ込んできたのを、いじらしく思い結婚する。しかし間もなく彼女は違う男に誘惑され、家出してしまう。新聞小説が原作だけに、次から次へと主人公たちのすれ違い結ばれていく恋愛模様が語られていく。

あらすじ

見並行介は、芸者に売られた昔の教え子きぬ子が堪えきれなくなって逃げ込んで来たとき、いじらしく思い彼女と結婚した。が、間もなくそのきぬ子が瀬沼涼太郎に誘惑されて家出したとき、その家へまで行ってきぬ子を連れ戻した。行って見たらきぬ子が少しも幸福ではなかったからだった。やがてきぬ子は妊娠し、出産後の余病がもとで死んでしまった。行介は残された子供駿を野々宮昂子の許へあずけて養育を托した。昂子も過去に不幸な傷を持った女性だったが、行介は育ち行く駿を見る度に、それが果たして自分の子供かどうかという疑問にさいなまれた。そして、野々宮家に出入りしているうちに、昂子に好意を持ちながら、浮気な妹の襲子の誘惑に負けて過ちを犯した。行介が転任するため駿を引取りに行ったとき昂子から愛をうち明けられるが襲子とのことがあって、その愛を受け入れられぬままに別れてしまった。やがて行介の駿への愛情は、かつての疑惑の影を薄め、彼が立派な人間になってくれることを念ずるばかりであった。新制高校生となった駿が、学校で小さな恋のトラブルを起こした注意を学校から受取ったとき行介は、寄せては打ちかえす人生の波を感じた。その時、昂子が突然訪ねて来て、知人の秘書となって外国へ行くという。希望をもてという昂子の言葉に、その夜行介は駿をしみじみとさとし、駿も父の温かい言葉に泣き伏した。翌朝、むつまじく父子は浜辺へ出て海をながめた。「昂子おばさん、きっと帰って来るね」という駿の言葉に行介も深くうなずくのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1952年
製作国 日本
配給 松竹大船
上映時間 108
カテゴリ ラブ・ストーリー
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