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「ノストラダムスの大予言 Catastrophe-1999」(1974)

80点80
先祖から3代にわたってノストラダムスの『諸世紀』を研究してきた若い科学者が、その予言通りの人類最後の日の状況のなかに投げ出され、娘や恋人とともに苦悩する姿を、特撮を駆使してSF的に描く。取り分け大豪雨と鉄砲水の大襲来のシーンは圧巻。

あらすじ

東京の街中にある西山環境研究所。所長の西山良玄は今日も若い所員達を指揮して、大気汚染の分析にとりくんでいる。現在のまま自然破壊や大気汚染が進めば、異常気象の原因ともなり、早魃や冷害、洪水を招き人口増加に伴う深刻な食糧危機となる。そして地球破滅、人類滅亡の日はノストラダムスの予言通り、確実に近い将来現実のものとなる。良玄は学者の立場から精力的にそのことを訴え続けるが、公害摘発の態度に対する企業からの報復、妨害も行なわれた。良玄の娘まり子は、報道キャメラマンの中川と将来を誓い合っていた。中川の故郷は豊かな漁村で、父はその漁協の組合長として平和な暮しを送っていたが、ある日突然襲来した茶褐色の帯−−赤潮の発生は一夜にして豊かな海の資源を全滅させてしまった。一つの能力が異常に発達した子供達が出現した。歩いてはいるのだが凄いスピードで走る子供、ジャンプ力のみ異常に増大した女の子、電子計算器に劣らぬ計算能力をもつ幼児……。そして奇型児出産率が30%を越え、植物人間、新しいクル病の発生等々、異常で奇怪な事件や現象が日本各地で起り始めていた。一方、世界各地ではピラミッドに吹雪が舞い、大洋が氷結して巨大客船を氷でとざしてしまい、東南アジアに起った大早魃は一千万人近い人々を餓死線上をさまよわせていた。ニューギニア奥地に起った異常現象調査のため派遣された国連調査団は全員消息不明となってしまった。飛行中のSSTが突如爆発、北極では氷山が溶け、東京には猛烈な豪雨、そして、米国、オーストラリア・カナダなど主要食糧生産国は、大洪水、異常高温と早魃によりほぼ全滅となった。都市は完全にパニック状態となり、食糧確保のため群集は狂気のように、食糧倉庫やスーパーマーケットを襲った。そしてそれらの狂乱の下界の状況に呼応するかの如く、太陽が濃いスモッグに蔽われて青緑色に変り、街全体が変色してきた。やがて、津波、地震、火山爆発など、世界各地で起りつつある現象は、全てが一つの方向を示していた−−人類滅亡−−。西山良玄はこのような人類滅亡の危機の中でこれを救う道は、学者の英智と政治の決断実行力しかないことを必死に訴えた。現代の人類が、環境破壊やエネルギー資源の争奪戦を続けるかぎり、ノストラダムスの予言のように、人類は破滅の道を歩むしかないと……。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1974年
製作国 日本
配給 東宝映画=東宝映像
上映時間 114
カテゴリ SF
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