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「静かなり暁の戦場」(1959)

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第二次大戦下、マレー半島でのインド人捕虜将校と日本人将校との交流を描いた戦争叙事詩。インド兵捕虜の尋問にあたることになった国井中尉。彼は暴力を使わず、魂の触れ合う話をしようとする。日本軍不信の念がやっとほぐれてきたインド兵。やがて彼らは、日本軍はインド独立の友軍だと思い始める。

あらすじ

昭和十六年十二月八日、マレー半島に上陸した日本軍は、ジットラ地区で英印軍に頑強な抵抗を受けた。−−仁木連隊は数十名のインド兵俘虜を連れていた。その中のパトナイク中尉から、ジットラ要塞についての秘密を得ようとした。訊問には、英語を少し話せる国井中尉があたった。それは何日間も続けられた。参謀はついに暴力を振おうとした。国井はやっと止めた。パトナイクはインド教典を肌身離さず持っていた。国井は戦いの話をやめ、魂のふれあう話をしようとした。パトナイクの日本軍不信の念がほぐれてきた。俘虜たちはパトナイクを返せと要求していた。ある夜、彼の営倉に一人の婦人が忍んできた。恋人を必死に追ってきたカムラである。が、彼女も捕われてしまう。カムラは誇高い態度で日本兵に対した。その間に要塞は落ちた。国井の説得で二人は収容所へ返された。国井は俘虜係を命ぜられた。彼は相手を友人として扱った。俘虜部隊は日本軍の進撃について移動した。アッスン集落に宿営した。俘虜たちの力強く、哀しい歌声が国井の心を親愛の情で満した。“アジア人のアジア!アジア民族の願いはそれだ”国井は軍刀と拳銃をパトナイクに預けたのだ。一部の脱走を企てた俘虜たちも彼を信頼し始めた。ケパラ・バタス飛行場に転進し、俘虜部隊はサッサ河の橋を修理する命令を受けた。作業の能率はよかった。将校集会所に残された英軍の御馳走で、賑かな晩サン会が開かれた。“インド独立までがんばろう”パトナイクは彼女を優しく抱いた。部隊長が突然現れ、二人を殴った。国井は、一心に二人に詫びた。−−日本軍はグルン要塞の反撃で苦戦していた。決死隊も効果がなかった。国井が第三次夜襲隊長に選ばれた時、パトナイクは要塞のインド兵に投降をすすめると申し出た。同胞の血を流したくない。日本軍はインド独立の友軍だと信じていた。部隊長は残りの俘虜を人質にする条件で、やっと聞きいれ彼やカムラたちは出発した。が、砲撃はいよいよ激しくなるばかりだった。ついに日本軍は俘虜を先頭に総攻撃に出た。国井はパトナイクらを信じていたのだが……。俘虜にインドの歌を歌わせた。夜明けの戦場に、突然、ラッパが鳴り響いた。すると、向うからもインドの歌がきこえてきた。投降インド兵たちが見えてき、歓声と共に俘虜たちと合流した。皆が抱きあい、歌声が草原をおおいつくした。−−こうしてインド国民軍は結成され、独立の道を開いていったという。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1959年
製作国 日本
配給 新東宝
上映時間 92
カテゴリ 人間ドラマ
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