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「復活の朝」(1992)

20点20
人員不足、激務、高い離婚率……過酷な職場環境で、患者の命を守る“縁の下の力持ち“として心を砕く看護師たちの実像を熱っぽく描いたヒューマン・ドラマ。とある外科病棟。婦長、清原の下に十数人の看護婦が昼夜なく働いている。ある新人看護師は、彼女にとって初めての患者、10歳の脳腫瘍少年の死に号泣する。あるベテラン看護婦は、過重勤務と恋愛の板ばさみになって苦悩する。そんな部下たちを励ましながら、清原は連日入院してくる重症患者に立ち向かう。彼女たちの闘いの中からガン告知、ターミナル・ケア等の医療がかかえる課題が浮かび上がる。

あらすじ

城華大学付属病院外科東病棟では、婦長の清原レイ以下10数名の看護婦が昼夜をわかたぬ過重勤務をこなしていた。そんななか清原は、初めて担当した19歳の少年洋介が脳腫瘍で死亡して号泣する新人看護婦・高樹亜沙子を励ましたり、恋人とうまくいかず、睡眠薬を常用してイライラを患者の家族にぶつけてしまっているヴェテランの新川章子にそっと忠告したりするが、新川は「このままでは私は駄目になってしまう」と退職していく。だが、そんなことに気落ちする暇もなく連日重症患者が入院してきた。バリバリの企業戦士、加東もそのひとりだが、告知主義者として知られる胸部外科の第一人者、植村教授は清原の反対にもかかわらず加東にガンを告知する。そのため、手術でガンは縮小したものの、告知のショックで体力のもたなくなった加東は死んでしまった。そんな植村がある日倒れた。検査の結果は肺ガンの中でも最も悪性の細胞ガン。清原は慎重な対処を望むが、植村はすぐに自分の病気を見抜いた。初めて患者の不安と恐怖を身をもって知った彼は、ホスピス(病名告知を前提に、末期ガン患者の身体的精神的苦痛緩和を専門とする病棟)転院を決意する。植村をホスピスへ送る途中、清原は「闘って下さい! 私が支えます」とありったけの想いをこめて言う。それは激しい愛の告白でもあった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1992年
製作国 日本
配給 プロダクション・エフ=プロダクション・クラップボード
上映時間 111
カテゴリ 人間ドラマ
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