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「ブリキの勲章」(1981)

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東京都足立区の中学教師による実話の著書をもとに、教育問題一筋の中山節夫監督が熱っぽく映画化。一人の不良中学生を改心させようとする担任教師の奮闘ぶりが描かれる。決して甘ったれず、現実の厳しさに直面した姿勢で貫かれているのがいい。

あらすじ

平川中学の3年5組に、暴力事件を起こしては学校をたらい廻しにされていた根本英雄が転入してきた。受験を前に動揺する生徒たちに、担任の木村先生は彼を立ち直らせるためクラス全体で取りくもうと呼びかける。野良犬のようにキバをむく英雄は、先生やクラスの仲間の言葉を素直に受け入れず、教師集団やクラスメートの懸命の努力が続く。そんな中「みんなの顔をつぶすようなヤバイことだけはしない」と言う英雄。しかし、英語教師に反抗して暴力事件を起こしかけ、制服も非行のシンボル“中ラン”を着てくる。さらにそのうわさを聞いて、他校の不良グループまで押しかけてくる。そんな根本にあきらめずにぶつかる木村先生の情熱に、根本も少しずつ心を開き始め「俺からツッパリを取ったら何も残っていないんだ!」とつぶやくようになる。校内の合唱コンクールでの優勝を目標にしていたクラスの仲間たちもそのことを知り、合唱でみんなで努力することがツッパリに代わる、もっと手ごたえのある本物を見つけることになるのだと、一丸になって頑張るのだった。いよいよ中学校最後の3学期。普段、根本の影にいて目立たなかったもう一人のツッパリ生徒、芦田がパーマをかけてきた。クラス全員から非難され、「こんな学校なんかやめてやる」と言い出す芦田に、以前の自分を重ねあわせた根本は必死で止めようと説得する。その姿を見ていた木村先生はクラスのみんなに言うのだった。「ツッパリなんて、まるでブリキで作ったオモチャの勲章みたいなものだ」と根本は今、自分で理解したのだと……。根本はブリキでなく、本物を見つけて卒業していく。しかしそれは新たな出発でしかない。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1981年
製作国 日本
配給 中山映画
上映時間 105
カテゴリ 社会派ドラマ
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