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「ふうせん」(1990)

0点--
ふうせんのように自由に生きようとするテキヤ稼業の男二人と、彼らの憧れのマドンナとの交流を描く青春ヤクザ映画。まるでテキヤ版「冒険者たち」を狙ったかのような雰囲気で物語は進行するが、青春ものの要素とアクションとがうまくかみ合わず、どっちつかずの一編となった。宮崎萬純が好演。

あらすじ

六本木のある高級ディスコで華やかに踊る若者達の間を流して歩く一人の男=工藤賢次。彼の行く所、ボディコンギャルの熱い視線と男達の敵意の目があった。ある日、六本木の黒服生活とも、愛人の美佐とも別れを告げた謙次は、雑司ヶ谷の鬼子母神へとバイクを走らせた。ほの暗い境内で縁日の準備をするテキヤ衆、その中に謙次の幼なじみの徹がいた。謙次はテキヤ稼業に張り切る徹をバカにしながらも何故か心がなごむのだった。その時、徹の売のひよこが野良猫に襲われ大騒ぎ。そこでひよこを助けたのが縁で白戸奈津子と出会った謙次と徹は、奈津子の爽やかな笑顔に釘付けになるのだった。その夜、徹の兄貴分の前川に、素人芝居のテント小屋から場所代を取ってくる様に頼まれた謙次は、そこで奈津子と再開する。手当り次第、他の女に手を出す恋人の演出家に嫌気がさした奈津子は二人のやさしさに心がなぐさめられてゆくのだった。その頃、謙次にうらみを持つ南原は、東北一円の祭りからテキヤを一掃し、マーケットチェーンを拡大しようと企んでいた。そのテキヤ締め出しの為に雇われた吉岡は、さっそく川越の祭りで徹のいる大滝組に目を付けるが、前川の機転で大事にならずに済んだ。そして、今度の東北への売旅は、身体を張っての商売と、気合いを入れる大滝組は仙台へと向かった。そこで火花を散らして売を競い合う謙次と徹。この売を見込んで、正式に大滝組入りを謙次に進める前川だったが、何時までもフリーター気分でいたい謙次にとって、掟に縛られる生活など、とんでもなかった。祭りの当日、大滝組潰しをもくろむ吉岡が謙次に近づいてきた。売上の七分取りの甘い言葉に乗ってしまった謙次は、知らずに協定破りの超安値で売をしたため、徹や奈津子や大滝組から裏切り者呼ばわりされてしまう。これもすべて吉岡の企みだった。そんな時、遂に吉岡をはじめ奥州神輿会は、大滝組潰しを決行し、徹がやられた上奈津子が人質にとられてしまう。そして謙次は、奥州神輿会に乗り込み、死闘をくり広げ、奈津子を救け出したのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1990年
製作国 日本
配給 東映
上映時間 100
カテゴリ 青春ドラマ
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