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「象を喰った連中」(1947)

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戦時下で「敵機空襲」「決戦」といった作品を撮った後、タイに機関銃隊小隊長として派遣されていた吉村公三郎が、捕虜生活を経て帰国第1作として発表したドタバタ喜劇。彼としては3年ぶりの作品となった。知らずに死んだ象の肉を食べてしまった5人の人間が、象の死肉は有毒だと知らされて大騒ぎになる、というもの。

あらすじ

東京動物園の象が死んだ。ところがこの象の治療に当った小島細菌研究所の馬場と和田の発案で同じ所員の渡辺、野村、それから象使いの山下まで象とは知らず、この象の肉を食ってしまった。山下の妻君千代子はシヤムで象を食った夫婦が三十時間後にポックリ死んだ事実を知っていたので山下は早速馬場のところへかけつけ注進に及ぶ。馬場は研究所へ行き象の死因を調べてみると、これが恐るべきバビソ菌によって倒れたという。早速象を食った連中が評定をするが、この注射液が東京にないため、いまは二十四時間後に迫り来る死を待つのみとなった。野村は新妻に告白し、馬場は両親に別れを告げ、渡辺は後事を妻に頼み、和田はとみ江と恋人になる約束をする。その頃一縷の望みをかけていた仙台の研究所からようやく注射液が到着するが、五人に対して一本不足しており、くじ引の結果、和田が一人死なねばならない運命となった。午後六時、それはちょうど象を食ってから二十四時間目だ。そのとき所長小島博士から電話がかかり「バビソ菌は摂氏七十度で完全に死滅するから煮たり焼いたりすれば安全だ」ということが知らされる。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1947年
製作国 日本
配給 松竹大船
上映時間 84
カテゴリ コメディ
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