閉じるボタン
【重要】システム障害発生につきまして

「十代の性典」(1953)

60点60
思春期映画のはしりとなったシリーズの第1作。17歳の高校生房江、同級生の英子、上級生のかおるらを中心に彼女のボーイフレンドたちと織り成す、愛と性を描く。他愛ない内容ではあるが、当時にしてはショッキングで、学生に見ることを禁ずる学校もでたほどだ。不幸な結末を迎える女学生たちの姿が悲しい。

あらすじ

十七歳の高校生西川房江は生理日の変調からふっと同級生高梨英子の財布を盗み、これに不良学生がからんでようやく事件がうるさくなったところを、教師小野の温情ある処置で大過なきを得た。財布より発見された英子のラブ・レタアが学生達の口のはに上るが、英子は当の恋人−−上級生三谷かおるの心が最近大学生新田の上に移ったことを悲しんでいた。一方、事件以来何かと傷つきやすい房江は、路上で一万円の包みを拾う。すぐ届けようとは考えたものの、電燈料の欠納で集金人に頭を下げつづけの父の姿をみると、たまらなくなって一千円を抜き出す。そのまま届出ることができず、穴を埋める算段に心を痛めながら、街をさまよった。数ケ月後。−−英子の傷心をあとにかおるは卒業し、新田、美校生の中津川麻子等をめぐる若いグループの一員となる。グループの諏訪湖行きの計画には、乙女らしい警戒心からのりかねていた彼女も、その当日訪れた英子の稚げな情熱がただうとましく思われるまま、俄かに出発を決心した。スケートに熱中のあまり氷の割れ目に落ちた彼女は、服を乾かす間露わしたその肉体に、優しい平常と打って変る獣的な新田の眼差しを感じた。恐怖と絶望とで、彼女は狂気のように湖岸に走り、身を投げる。その夜新田と間違いを犯した麻子も、帰京後、子宮外妊娠で床に臥した。−−愕き、後悔にひしがれた新田は、やがてふと立寄った飲み屋で、千円の穴を自身の肉体の代償で埋めようとする、悲痛な房江の姿を見るのである。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1953年
製作国 日本
配給 大映東京
上映時間 82
カテゴリ ラブ・ストーリー
チケット 前売りチケットを購入する