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「おしゃべり社長」(1957)

70点70
平和玩具社長・大前田の海外出張のため、代理社長に選ばれたのは元社員で今はルンペンの早乙女修。就任早々改革の嵐と長〜いおしゃべり訓辞に社員たちはキリキリまい。新製品“笑う玩具“の売れいきやいかに?

あらすじ

平和玩具KK社長大前田は、輸出振興の波にのり海外販路拡張のため洋行を決意。三ヵ月間の代理社長には黒田常務、庄司専務らの意表をつき、かつて会社の危機を身をもって救った、当時の業務課長早乙女修が推されたが、現在、彼の行方は皆目見当がつかず、社長命令で全員捜索に大童わである。その一人に、かつて彼を慕っていた社長秘書、立花都子がいた。早乙女は自由なルンペン生活を楽しんでいたが社長直々の要請で全権掌握を条件に代理社長就任を承諾。だが就任早々、経営合理化、不良製品追放、勤怠状況調査と改革の嵐に社員はキリキリ舞い、加えて旋風の如きおしゃべり訓辞にフラフラとなる。しかし社内の空気は一転して明朗となり、庄司の娘真弓と技術課長袴田は、大前田に代った早乙女の仲人で挙式も近日に迫る。玩具の塗料で子供が中毒を起すや製品を買戻し在庫品とも焼払い、或は全社員からアイディアを募集し“笑う玩具”を作るなど早乙女は大活躍。ドイツから大量注文の上、新製品の見本も要求して来る。こんなやり方では採算が立たぬと社長を監禁しようとした黒田常務らは逆に全員一室に幽閉されてしまう。社長の陣頭指揮で輸出用キューピーの製造も期日に間に合い、早乙女は事業の面白さに没入してくるが、都子との淡い想いにひたる傍ら、ルンペン時代を懐しむ心が湧いてくる。やがて旅を了えた大前田社長が帰国。彼も“笑う玩具”の製造には反対らしいが、契約はまだ二日間残っている。だが袴田と真弓の結婚式、仲人の早乙女が一席ブッている処へドイツから“笑う玩具”大量注文の電報。喜ぶ一同を残し、早乙女は再び自由の天地へ去る。その隣りには微笑する都子の姿があった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1957年
製作国 日本
配給 東京映画
上映時間 78
カテゴリ 人間ドラマ
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