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「母千鳥」(1951)

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夫に捨てられ、寄席で三味線を弾きながら必死に娘を育ててきた女・比佐子。彼女は幼い愛娘・百合の幸せのために、義母のわがままな望みを聞き入れて泣く泣く娘を渡す。そして10数年後、美しい女性に成長した百合は父の墓前でぬかずくみすぼらしい老婆に出会う……。三益愛子の“母もの“映画の一つ。

あらすじ

長谷一郎に捨てられた比佐子は、彼との間に出来た娘百合をかかえて寄席の三味線ひきをしていた。寄席のポスター張りに出た百合が偶然父一郎に出会ったことから、比佐子の苦労を知った一郎は、すでに一人前になって父の事業を引きついで立派にやっていることではあり、母娘を引き取って水入らずで暮らす決心をした。母娘は寄席の人々に祝われて、一郎が迎えに来てくれるのを待ったが、その日一郎は交通事故で死んでしまったのだった。長谷家では一郎が死んで血統が絶えることから、百合だけを引き取ろうと申し出た。比佐子は最初は承知する気はなかったが、寄席で百合を育てることを考えて、その将来のために、彼女を長谷家へ引き渡した。それから十数年経った。百合は今では美しい年頃の娘に成長し、俊二という良い婚約者もあって幸福であった。しかし、百合の心には幼い時に別れた母の面影があって忘れられなかった。ある日俊二とボート遊びの帰路に寄ったそば屋で母に似た老婆を見た。みすぼらしいその老婆は百合の眼をさけて、いつの間にか姿を消してしまった。百合の母を求める心は日増しに強くなった。やがて父の命日の日に、多摩の父の墓を訪れた百合は、その墓前にぬかずく老婆の姿を見つけた。先日そび屋で見たろ乳母で、まぎれもなく百合の母の変わり果てた姿であった。ようやくにして相逢うことの出来た母と娘は、十数年間のへだても、すべてを忘れて、ただ涙のうちに相抱くのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1951年
製作国 日本
配給 大映東京
上映時間 92
カテゴリ 人間ドラマ
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