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「母の曲」(1955)

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1937年に山本薩夫監督で映画化された小説のリメイク。元ネタはアメリカ映画の「ステラ・ダラス」(1937)である。大学教授の淳吉は、20年前に家が倒産したため、ピアニストの香苗との恋をあきらめ、田舎の温泉で働く春子と結婚した。現在は桂子という娘がいるが、春子との教養の差は隠せない。春子も娘の前途を思い、今も独身でいる香苗と純吉を一緒にさせようとして……。主演は34本もの“母もの“に主演した三益愛子。

あらすじ

春子の夫純吉は大学教授で、娘の桂子も大学に通うことになった。二十年前、純吉は父の死で家が倒産したため、ピアニスト香苗との恋をあきらめて田舎の温泉に傷心の身を休めた。その時、彼を心から世話したのが宿の女中春子だった。二人は結婚したが、今では夫と娘との間に春子は教養の差がありすぎる事を感じた。純吉は香苗が今も独身であるのを知り、二人の間には未だに断ちきれない愛情が再び湧いて出た。そして桂子のためにも香苗を母に迎える事が幸せだと思ったが、桂子は無知な母親を愛するのは自分一人だと言い、母と二人で家を出てアパートに移り住んだ。彼女は芸術大学にはいり、学校の芸術祭で同じ学生の加賀美の伴奏をすることになった。その日、春子は下品な洋服を身につけて学校へ現われ、皆があきれているのも知らず一人で得意になっていた。桂子は人にかくれて涙を流した。春子もさすがに気がついたが、怒った桂子の心を慰めることはできなかった。春子は心を決して香苗を訪れ、娘のため母親になってくれと頼み、凡てを諦めた。然し父が香苗と一緒になるのを知った桂子は怒って春子のもとに帰った。すると母は昔の知り合いである国作という下品な男と酒に酔っていた。出て行けがしの扱いをうけた桂子は、父のもとへ去った。娘の幸せのためわざと桂子を追出した春子は、やがて時をへて桂子と加賀美との結婚式の日、涙にぬれながら娘の姿を遠くから見つめていた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1955年
製作国 日本
配給 新東宝
上映時間 99
カテゴリ 人間ドラマ
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