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「赤い薔薇 白い薔薇」(1994)

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香港、台湾を中心に圧倒的な人気を誇るアイリーン・チャン・ライヤー原作の小説を映画化。対照的な二人の女性の間で揺れる男の姿を官能的な映像美で描いていく。1930年代の上海。英国の留学先から帰国したエリート青年のチェンパオは、友人の妻で奔放で誘惑的なチャオルイ(赤い薔薇)と出会い、火遊びを重ねていく。だが、彼女の愛が本物となるとチャンパオは、自分の将来への不安から彼女の元を去り、従順さと清楚さを持ったイエンリー(白い薔薇)と結婚する。後に仕事で成功を収めた彼は、おとなしい妻に飽き足らず浮気を重ねていたがある日、妻の不倫を目撃してしまう……。

あらすじ

留学先の英国から上海に戻ったエリート青年チェンパオ(ウィンストン・チャオ)は、間借りすることになった友人ワン・シーホンの家で、魅力的な彼の妻チャオルイ(ジョアン・チェン)と出会う。仕事で成功し、母と妹のために世俗的な地位と栄誉と獲得したいと願うチェンパオは自制心で自らの欲望を抑えたが、ある日、シーホンの長期出張を機に、チャオルイと情事に陥ってしまう。道徳の堰を切った2人は、恥知らずなまでに貪欲な欲望に溺れていった。チェンパオは友人に対する罪悪感を募らせることでさらに興奮し、チャオルイはいつしか真剣に彼だけを愛し始めていた。夫に離婚の意思を告げたと彼女が言った時、チェンパオは激しく動揺した。自分の将来も考え、彼はチャオルイの元を去った。その後、チャンパオが結婚相手に選んだのは、赤い薔薇のように肉感的で奔放なチャオルイとは対照的な、少女っぽく生真面目で従順な白い薔薇、イエンリー(ヴェロニカ・イップ)だった。学生だった彼女の卒業を待って式を挙げ、大きな屋敷に母親と姉を呼び寄せて住む頃には、彼の仕事は認められ、かなりの収入は得るまでになっていた。イエンリーは物静かで、いつもチェンパオの言いなりだったが、彼はそんなに彼女に物足りず、あからさまに見下ろす態度で接した。給料も渡さず、欲望にまかせて次々と娼婦を買った。やがて、イエンリーの心にも不満が鬱積し、トイレに閉じこもったまま食事もそこで執ろうとするなど、様々な奇行を示すようになった。そしてある雨の日、仕事の合間に家に帰ったチェンパオは、妻と出入りの仕立屋のただならぬ関係を察知する。白い薔薇の裏切りは彼に衝撃を与え、生活は荒れて酒と女買いは激しくなる一方。すさん気持ちで街をふらついていた彼は思いがけず、シーホンと離婚後、再婚して堅実な家庭人となったチャオルイと再会した。彼女の穏やかな表情を見つめるうち、チェンパオの目には涙が浮かび上がった。チャオルイと別れた彼は家に妻や娘の待つ家に戻り、家族との再出発を誓った。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1994年
製作国 台湾=香港
上映時間 113
カテゴリ ラブ・ストーリー
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