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「女教師」(1977)

50点50
耽美的映像感覚の持ち主である田中登監督が初めて挑んだ社会派ロマンポルノ。美しい女教師が放課後、数人の中学生グループに暴行される。事件の事実が広まり、退職まで考えた彼女は、やがて気を取り直して再び登校するのだが……。非行少年役で、古尾谷康雄(のちの雅人)が鮮烈な印象を与えている。泉谷しげるのフォーク・ソング『春夏秋冬』が効果的に使われている。

あらすじ

東京郊外の中学校。土曜日の放課後の音楽教室で、音楽教師・田路節子は三年生の江川秀雄らの一団に強姦された。三年担当の瀬戸山は半開きのドアから、現場を見てしまう。瀬戸山は妻帯者であったが、節子の肉体に魅かれ、節子が同僚浅井の恋人であることの嫉妬もあって、見て見ぬふりをしていた。生徒指導係の影山教諭は秀雄を呼び、事件当日の行動を問いただすが真相を聞き出せず、ただ歎息するばかりであった。秀雄の母・明子は自動車修理工場を経営していた。明子は証拠品についていた秀雄の指紋を消したお礼として、瀬戸山を料亭に招く。瀬戸山は事件を世間に公表し、秀雄を逆に被害者に仕立てる計画を話すと、明子に迫っていった。心機一転、旅に出ていた節子は、久しぶりに出勤するが、浅井が現れ、だまされていたと言い捨てると、節子が近ずくのを避けた。節子が江川を誘いこんだという噂がながれていたのだ。しかし、瀬戸山にも一体誰からこの新説が出たのか分らなかった。瀬戸山は噂の出所を聞き出そうと秀雄に迫るが、逆に瀬戸山が事件を目解していたのを同じ音楽教師の佐藤美也子が見ていたと聞かされる。節子の弟・恵司は影山や浅井を執拗に追った。そんななかで、節子を振った浅井と美也子の淫らな関係を知る。三年生の関西旅行中に大事件が起こった。江川が突然連れ去られ、身代金として五百万円を要求される。一方、東京では浅井と美也子が殺害され、北海道から節子の自殺未遂の報が届いた。連続事件に学校は大混乱に陥る。恵司は北海道から帰った節子を迎え、五百万円の札束を渡す。問いただす姉に、恵司は秀雄と仕組んで江川を誘拐した事や、美也子を犯し、浅井と二人を殺した事などをつぎつぎに語っていった。そして復讐をはたそうとする秀雄は、逆に瀬戸山に殺害されてしまう。神聖なる教育の場は、混乱し、泥沼にはまっていくかのようである。事態を収拾する見通しのたたないまま、恐怖の渦は拡大するいっぽうだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1977年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 100
カテゴリ 人間ドラマ
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