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「デストラップ・死の罠」(1982)

【DVD発売中】

64点64
「ローズマリーの赤ちゃん」で有名な作家アイラ・レヴィンの同名戯曲による、ブロードウェイ大ヒット舞台劇の映画化。不調にあえぐ人気劇作家と彼の妻、さらに劇作家志望の若者に霊能力者を加えた四つ巴の殺人ゲームを、巧者ルメットが快調にまとめ上げる。二重三重にひねりを効かせた演出が出色。

あらすじ

劇作家シドニー・ブリュール(マイケル・ケイン)は、新作の不出来に頭を痛める。プロデューサーは文句をいうし、おまけにTVで酷評された。これで4作続けての失敗だ。かと言って、妻のマイラ(ダイアン・キャノン)の金で食わしてもらうのはプライドが許さない。昨年、大学で彼が演劇について講議した時の生徒クリフォード・アンダーソン(クリストファー・リーヴ)から、自作の戯曲死の罠が送付され批評を乞うて来た。一読したところ、意外な結末、軽妙な会話、適当に笑わせ、ケチのつけようがない。マイラはその青年と協力して作品を手直しして、2人の名で発表したらと提案する。だが、シドニーはクリフォードを殺し、戯曲を自分1人の名で発表するのだといい出す。クリフォードに電話し、数カ所手直しした方がよいと話し、イースト・ハンプトンの自宅に呼ぶ。この時、シドニーはクリフォードが独身で、戯曲を書いたことを誰も知らず、コピーもとってないことを聞き出す。やって来たクリフォードに言葉巧みにもち掛けて手錠をはめ、首を絞めるシドニー。シドニーの身体をかたづけて、ほっとしたところへ近所に注む霊媒のヘルガ・テン・ドープ(アイリーン・ワース)が尋ねて来た。そして、クリフォードがすわっていた所へ行くと、痛みを感じると言い出したので、2人は不安になる。その夜、泥だらけの男が侵入して来た。それはなんと死んだはずのクリフィードだった。恐怖におののくマイラは持病の心臓発作のために死亡。シドニーとクリフォードはぐるだったのだ。キスをする2人。以後、クリフォードは秘書というふれこみで同棲し、脚本を書き始める。様子を見に来た弁護士ポーター・ミルグリム(ヘンリー・ジョーンズ)の話では、妻の遺産は一千万ドルぐらいだろうという。クリフォードの脚本はなんとマイラ殺しをアレンジしたものだった。へルガがまたやって来て、クリフィードは危険な男だと警告して去る。夜、外では雷の音がものすごい。クリフィードに銃をつきつけるシドニー。だが、クリフォードは弾丸は抜いてあるといい、実弾の入っている銃をかまえ、手錠をかけると、荷物をまとめるために2階にのぼっていく。その隙にシドニーは手錠をはずすと、弓を構え、おりて来たクリフォードを矢で射つ。停電したので、邸内は暗い。そこへ現われたヘルガ。「あなたがあぶないと思ってたら、元凶はあなただったのね」というヘルガに襲いかかるシドニー。次の瞬間、それは舞台で演じられている芝居に変わる。まだ息のあったクリフォードとシドニーが、斧とナイフで殺しあう。観客たちは大拍手。その様子をみているヘルガとポーター。「すごいヒットだ。おかげで私も一財産できる」というと、ポーターはヘルガと抱き合う。劇場の外にある看板には、デストラップ死の罠ヘルガ・テン・ドープ作と書かれていた。 【キネマ旬報データベースより】
原題 DEATHTRAP
製作年 1982年
製作国
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