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「月夜の願い」(1993)

76点76
父と息子が和解していく姿を通して、友情、愛情、人情という“3つの情“の大切さをノスタルジーたっぷりに描いた物語。人情派の父ファンと現実派の息子ユンは、ライフスタイルや考え方の違いからいつも衝突してばかり。ある秋祭りの夜、ファンが強盗に襲われ重傷を負ったのを機に、ユンは父のことがもっと知りたくなり父の秘密の箱を開ける。そこで両親の若い頃の写真が入ったペンダントを見つけた彼は、その頃の二人に会うために不思議な穴に飛び込み、過去への旅を始めるのだった……。

あらすじ

人情派の父ファン(レオン・カーフェイ)と現実派の息子ユン(トニー・レオン)は、考え方やライフスタイルの違いからいつも衝突ばかり。正反対の二人の間で、ユンの母ローラ(カリーナ・ラウ)は嘆き悲しむ毎日。ある秋祭りの夜、強盗に襲われて重傷を負ったファンは入院してしまう。ユンはふと父親のことが知りたくなり、ファンの秘密の箱を開け、両親の若い頃の写真が入ったペンダントを見つける。そして彼は、その頃の二人に出会うため、“何十年に一度、木星か月にキスした時に願い事が叶う”という中秋節の夜、願い事の穴に飛び込んだ。ユンは気がつくと、春風街に立っていた。そこはファンを中心に人々の人情に溢れた町で、ユンはボルネオから来たファンの遠い親戚として受け入れられた。ある日、ユンはファンの恋人という女性、つまり40年前の母ローラに出会う。二人は愛し合っていたが、貧乏な青年と金持ちのお嬢様では身分の違いがあると、ローラの父ワトソンは大反対。とうとう親の反対を押し切り、彼女はこの街にやってきたのだ。一方、ユンは現代での恋人イー(アニタ・ユン)にそっくりな少女リン(アニタ・ユンニ役)が好きになり、義父の借金に苦しむ彼女のため、得意の不動産のノウハウを生かしてワトソンにうまい投資の話を持ちかけるが、逆に彼にしてやられ、街の全員がアパートを追い出される羽目に。さらにファンが住人たちから裏切り者と誤解され、締め出されてしまう。ユンの罪を被ったため大雨の中、一人外で夜を過ごすファンに傘と毛布を届けたユンは初めて、父への愛情を感じる。そして、彼はこの街に来てから自分が変わったことに気づく。折しも時は再び中秋節。ユンは穴に飛び込む。現代に戻ったユンは病院の父の元へ急ぎ、春街街で一緒に歌った歌を口ずさむと、ファンの意識が戻った。親子3人の絆は、再び強く結びついた。しばらくたったある日、呼び止められたユンが振り返ると、そこには何と「変な穴に落ちたらここにいたんだ」とぼやく、若き日のファンの姿があった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1993年
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