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「女囚さそり 第41雑居房」(1972)

【DVD発売中】

64点64
演出は前作に引き続き伊藤俊也。法務省の巡閲官の面前で、郷田所長を襲ったナミは、憎悪に燃える郷田に徹底的にシゴかれる。しかし、ナミは女囚のボス・大塚らとすきをついて脱走を企てる。女囚たちの逃避行と追う看守たち。やがて女囚たちは観光バスを乗っ取って人質を取り、包囲網を突破しようとする。女囚たちに白い着物を着せて正座させ、歌舞伎のスタイルで一人一人の罪状を紹介するなど、前作の様式美をさらに推し進め、シリーズ中最も耽美な作品となった。また本作では、さそりに仮託された社会から見捨てられた女たちの“怨“が、より鮮明になっている。

あらすじ

法務省の巡閲官の面前で松島ナミは刑務所長郷田の隻眼めがけナイフを突き刺す。郷田は辛くも失明をまぬがれ、ナミに対する憎悪はいっそう燃えた。石切場での苦役、輪姦。さすがにナミも半死半生となる。しかし、不死鳥の如くナミは、看主を殺し、女囚のボス、大場らと共に脱走に成功。やがて、とある山小屋に閉じ籠った。女囚の一人、及川が、我子恋しさのあまり独り抜けだし、我が家に戻ったところを網を張っていた看守たちに捕われ、取り引きをさせられる。やがて及川は看守を連れ小屋に戻った、が、ナミに感ずかれ、看守は女囚たちに惨殺されてしまった。再び逃亡。女囚たちは観光バスを乗っ取り、街道を突っ走る。しかし、行手に郷田と警官たちがいるのを知った大塚らはナミを囮として突き落す。逮捕されてしまうナミ。ところが郷田はそのナミに、女囚たちが人質たちと籠る倉庫の中の様子を捜るように命令する。ナミは素直に郷田の言に従い、大場の持っているライフルに残弾はなく、人質は既に殺されていると報告する。警官たちは突撃した。だが、大場のライフルは火を吹き銃撃戦となる……。女囚側は大場一人が辛じて生き残り、人質は全て殺されてしまった。郷田のナミに対する憤りは凄じく腹心の部下に、秘かにナミ殺害を命じ、自分は本省に栄転していった。だが、瀕死の大場の助けでナミは危機をまぬがれ、二人の看守を殺して逃亡に成功。郷田は東京管区長のポストに納まり、エリート官僚ぶりを発揮していたが、真紅なパンタロンスーツに身を固めたナミは、今までの復讐と怨念を込めたドスを深々と郷田の腹に突きさした……。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1972年
製作国 日本
配給 東映=東映東京
上映時間 89
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