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「女囚さそり けもの部屋」(1973)

【DVD発売中】

67点67
前2作とは異なり、今回は都会(けもの部屋)が舞台となる。刑務所を脱獄したナミは、売春婦のもとに身を寄せる。ナミは町のヤクザの情婦カツからリンチを受ける。ナミは夜の女たちの“怨“を背追い、ドスを手にする……。

あらすじ

“さそり”こと松島ナミは、刑務所を脱獄した。地下鉄で逃亡中、二人の刑事に追われ手錠をかけられたナミは、隠し持っていたドスで、一人を殺し、手錠をかけた権藤刑事の右腕を斬り落し、逃走した。手錠につながれた権藤の腕を、喰いちぎろうとするナミ。そんなナミを、一人の女、ユキが見ていた。ユキには両親がなく、知的障害者の兄、正男との二人暮しだった。そして、ユキは正男を養うために、自分の体を犠牲にしてまでも正男に尽くしていた。数日後、ナミは洋裁の針子として働いた。だが、士地のヤクザ・鮫島興業の幹部谷田は、ナミの正体を知って、肉体を要求してくるが、谷田の情婦・安江の嫉妬を巧みに利用して、安江に谷田を殺させる。それを知った鮫島は、ナミを捕えた。ところが、鮫島の女房カツは、ナミの刑務所仲間で、ナミに苦い思いをさせられた事もあり、凄絶なリンチを加えてヌード・スタジオの女にしてしまった。そこでナミは、客に子供を孕ませられたしのぶが、鮫島たちに無理矢理堕胎させられ死んでしまった、ということを知った。あまりにも悪辣なやり口に、ナミは憎悪に燃えていき、悪徳医師の山下や、鮫島の子分たちを次々に殺していった。強気だったカツは、さすがに恐れをなし、自ら刑務所の中へと逃げ込んでしまった。鮫島はビルの中に隠れたが、厳重な警戒網をくぐりぬけたナミによって、殺された。一方、右腕を斬り落された権藤は、猟犬のようにナミを追った。追いつめられたナミは地下道に逃げ込む。封じ込め作戦を取る警官隊。その頃、ユキは、ナミの安否を気遣って、マンホールからマンホールへと、火のついたマッチを落してナミに呼びかけた。半身を泥水に浸って疲労と飢えと寒気に耐えて身を潜めていたナミは、ユキの呼びかけを聞いた。それから一週間、ナミはユキからの食料の差し入れで耐えていた。だが、ユキは権藤に掴まり、激しい拷問の末、ナミの居所を吐かされてしまった。マンホールからガソリンを流し込まれ、火責めにされたナミは、泥水に潜って辛くも生き伸びた。翌日、街娼を装ったナミは、自ら刑務所に入った。刑務所の中でナミを見たカツは、恐怖から精神異常をきたし、尋問に来た権藤をナミと錯覚して締め殺した……。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1973年
製作国 日本
配給 東映=東映東京
上映時間 87
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