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「天と地」(1993)

【DVD発売中】

72点72
「プラトーン」「7月4日に生まれて」に続く、O・ストーン監督によるベトナムもの。今回は、実在のベトナム女性、L・リー・ヘイスリップの、波乱に富んだ半生を、一大叙事詩として描いている。1949年、ベトナムの村キーラに生まれた彼女の、ゲリラのスパイ、娼婦、アメリカ軍人の妻と、様々な経験を経ながらたくましく生きていく姿を映し出す。主演は、これが映画初出演という、H・T・リー。

あらすじ

1949年、フランス支配下のインドシナの農村で、小作農民のプング(ハイン・S・ニョール)夫婦に女の子が生まれた。未熟児のゆえ間引きを勧められたが、母親のママ・プング(ジョアン・チェン)はこの子にも生きる権利があると断り、レ・リーと名付けて慈しんで育てた。レ・リー(ヘップ・ティー・リー)が10代になったころ、ヴェトナム戦争が勃発。2人の兄はヴェトコンに身を投じて北へ行き、村に残ったレ・リーもヴェトコンのスパイとして働く。だが、南ヴェトナム軍に捕らえられたレ・リーは過酷な拷問を受ける。なんとか兵士を買収して村に戻った彼女に、村人は仲間を売った二重スパイの烙印を押す。身も心も引き裂かれた彼女は、ママと一緒にサイゴンを出る。闇市でたくましく生きる2人。裕福な妻帯者との初恋、妊娠、出産を経て、娼婦にまで身を落としたレ・リーの前に、アメリカ海兵隊のスティーヴ・バトラー少佐(トミー・リー・ジョーンズ)が現れる。彼はレ・リーを真剣に愛し、彼女もまたそれを受け入れる。北の攻撃が激しさを増したころ、彼女の胎内に愛の結晶が宿った。1975年、彼らは2人の子どもを連れ、夫の故郷サン・ディエゴへ向かう。異国からの花嫁を迎えたのは、スティーヴの母アビゲイル(デビー・レイノルズ)だった。最初は、なじめなかったアメリカ社会にも順応し、小さな事業をまかせられるまでになる。だが、第三子をもうけたころからスティーヴの戦争後遺症が顕著となり、夫婦の間がおかしくなった。悩み抜いた末に離婚を決意するレ・リー。離婚訴訟の準備のさなか、スティーヴは絶望感からみずからの命を絶った。彼女は今さらながら彼の愛情を感じるが、すべては遅かった。1986年、苦難の末にアメリカで成功したレ・リーは、14年ぶりに故郷の土を踏む。彼女は老いたママと今では政府の高官になっている兄との感動の再会を果たした。 【キネマ旬報データベースより】
原題 HEAVEN AND EARTH
製作年 1993年
製作国
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