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「憲兵と幽霊」(1958)

【DVD発売中】

100点100
若き憲兵少尉は金と色の欲からスパイとなり、その罪を同僚に着せて銃殺。彼の母を自殺に追い込み、妻をも犯す。しかし、少尉のもとに現れた新任の憲兵は、殺した男に瓜二つの弟であった。忌まわしい過去を思い出し、苦悩する少尉は次第に追い詰められ……。猟奇色も豊かな戦争スパイ秘話。冷酷な憲兵少尉の役を天知茂が熱演している。「憲兵銃殺」というタイトルでビデオが出ていたこともある。

あらすじ

田沢憲兵伍長と明子は、波島憲兵少尉の嫉妬をよそに結婚した。翌年の夏、憲兵隊から機密書類が盗まれた時、波島と腹心の部下高橋軍曹は、罪を田沢にかぶした。明子と母を拷問されて、田沢は偽りの自白を強いられ、銃殺された。射手として兄の銃殺に立会い、自分の無実と呪いの言葉を叫ぶ兄の姿をみた田沢二等兵は、復讐を誓って憲兵を志願した。波島は、国賊とののしられ、生活に苦しむ明子に毒牙をのばし、母を自殺に追いやった末、遂に彼女を征服した。浪島は、大陸における日本軍の配置図を、中国側の張覚仁に手渡すため大陸に渡ったが、途中の船中で、部屋に入ってきた高橋軍曹の顔が、亡き田沢伍長にみえて、これを軍刀で殺してしまう。彼は死体を行李に詰めて海に投じた。大陸について憲兵隊に出頭した波島は、皮肉にも小森中佐に、大物スパイ張覚仁の逮捕を命じられた。部下として同行を言渡されたのは、今は憲兵となった田沢上等兵だった。しかし波島の連絡によって、現場では身代りとして金成日が捕えられたのみだった。金成日は、自分は張覚仁でないことを主張し、証人として知合いの日本人看護婦を呼んだ。それは明子だった。彼女も復讐のために大陸にきていたのだ。取調べ室で対決させられることになった波島は、金成日を殺して張のもとに逃れ、張の情婦で自分と通じている紅蘭と、共謀して張を殺し、逃走した。しかし、憲兵隊の手は彼等を逃さなかった。田沢の母の顔に見えた紅蘭をつき放し、墓地に追いつめられた波島は、その一つ一つが田沢の顔にみえる十字架に行手をはばまれ、逮捕された。軍法会議の重罰が波島を待っていた。今は心晴れて陸軍病院の病室に田沢上等兵を見舞った明子は、戦争が終って、二人とも無事であったらという条件で、田沢上等兵の求婚を承諾した。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1958年
製作国 日本
配給 新東宝
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