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「憲兵とバラバラ死美人」(1957)

【DVD発売中】

40点40
元憲兵大尉・小坂慶助の原作『のたうつ憲兵』を映画化した、大蔵貢体制まっただ中の新東宝の代表的ゲテモノ映画。昭和12年10月、主力が満州に出動したあとの仙台歩兵第4連隊の井戸の中から首と四肢がなく、しかも5ヵ月の胎児を身ごもった女の腐乱死体が発見される……。

あらすじ

昭和十二年十月。主力が満州に出動したあとの仙台歩兵第四連隊の炊事場附近の井戸の中から、首と四肢のない、しかも五カ月の胎児まで姙った女の腐爛死体が発見された。軍隊という特殊地帯に起った、この未曽有の不祥事件に、憲兵隊は愕然とし、その捜査が難航すると見るや、東京の腕利き憲兵小坂曹長が事件解決に派遣された。彼の来仙によって面子を汚されたとする仙台憲兵隊の非協力をよそに、彼は民間の警察と協力して事に当った。まず最初に容疑が浮んで来たのは、当時炊事班長をしていた恒吉軍曹である。彼は男前で女出入りが激しく、しかも彼が馴染みにしていた文子という酌婦が行方不明になっているのだった。一方、東北帝大を訪ね資料を蒐集していた小坂憲兵は、そこで殺された当時の胴体が八貫匁もあり一人で担ぐのは不可能であること、屍体をバラバラにするには鋭利な刃物でも一時間はかかることを知った。そこから推理を進めた彼は、連隊の隣りの陸軍病院の手術室に眼をつけた。それを裏付けるように、病院の霊安室の傍の古井戸の中から、両手、両足が発見された。仙台の憲兵隊は犯人は恒吉と決めて、連日激しい拷問を彼にかけ自白を強いた。だが小坂は犯人は別にいると考えた。さらに調査すると、満州出動前、毎日連隊から病院に派遣される下士官が四人いることが判った。その四人の部下を訪ね当時の状況を洗うと、果せるかな君塚軍曹が手術室から毛布と天幕で包んだ私物と厳重に梱包した荷物を連隊に運んだことが判明した。しかも、女のドクロの虫歯から、彼女は県の経理部長の女中で、伊藤百合子であることも判り、君塚とは深い仲だったことも知れた。かくて、事件は急転直下、解決へと向い、小坂憲兵は折から満州の原隊から脱走して集落にひそむ君塚を逮捕することが出来た−−。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1957年
製作国 日本
配給 新東宝
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