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「ギターを持った渡り鳥」(1959)

【DVD発売中】

65点65
函館にギターを背中に流れてきた“渡り鳥“滝伸次は、腕を見込まれて土地の親分に雇われるが、密輸取引きの船上で殺されそうになり、伸次の怒りの拳銃が火を吹く。

あらすじ

神戸に近いある港町にギター背中に流れて来た伸次は、喧嘩で危い流しのサブを救ったことから親分の秋津にひきあわされた。秋津は自分の娯楽センター拡張のため、親切ごかしに金を貸し利子の期限切れを種に暴力的に土地を立退かせていた。伸次の腕力と嚇しはマーケットの住民をふるえあがらせた。秋津は沖合にある小島にもセンターを作る関係上丸庄漁業に伸次を使にたてた。しかし丸庄の女房澄子が秋津の実妹と知るとこの仕事を断った。会った時から伸次に惹かれていた秋津の娘由紀は叔母のために手を引いた彼に一層の好意を寄せた。ある日神戸の田口組のジョージがヤクの密輸を沖合で取引きするので舟をかりに来た。秋津の用心棒馬場は丸庄のあかつき丸を担保にとりあげた。秋津組とジョージは取引きのため沖合に出た。挨拶がわりのダイス遊びで見せた伸次の手さばきに、ジョージは彼とどこかで会ったような感じを持った。そこで厭がる伸次にむりやり拳銃を弾たせた。“判ったお前は神戸市警のデカだ。昔俺の舎弟を殺してサツを首になった奴だ”二人が拳銃を構えた時巡視艇が廻って来た。決闘は明晩までのばされることになった。その夜丸庄が溺死体となって発見された。サブの口から秋津の仕業と知った伸次は秋津と手を切る決心をした。翌晩再び海に出た。密輸取引きが終り二つの影が向い合った。その瞬間を狙って馬場の拳銃が二人に向って火を吐いた。伸次は海に消えた。ジョージは傷つきながら馬場を倒した。組のことを知り過ぎた伸次を消し密輸を一人占めしようとする秋津のたくらみであった。秋津の事務所へ伸次は飛び込んでいった。が秋津は拳銃を構えて待っていた。しかし何時の間にか裏口よりやってきたジョージに倒された。深夜の岸壁に対峙した二つのシルエット、同時に二つの影が光った。バシッとジョージの拳銃がフッ飛んだ。パトカーのサイレンが近づいた。沼田刑事と流しのサブ実は大沼刑事である。もう一度デカになれよ、沼田の言葉も聞えぬよう夜霧の中へ伸次は消えていった。ギターのむせび泣きと由紀の涙を残して−−。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1959年
製作国 日本
配給 日活
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監督

キャスト