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「嵐が丘〈1986年〉」(1986)

【DVD発売中】

73点73
1996年に初めて公開されたJ・リヴェット監督の長編11作目。E・ブロンテの同名の名作を、舞台を1930年代フランスの片田舎に移して映画化。嵐が丘と呼ばれる荒野で育った裕福な家庭のカトリーヌは、父が養子にした孤児ロッシュと深い愛で結ばれる。だが、彼女の兄によって二人の愛は妨げられロッシュは家を出る。数年後、ロッシュが家に戻るとカトリーヌはランドン家に嫁ぎ、やがて病死を遂げていた。彼への思いが残るカトリーヌは、亡霊となってロッシュの前に現れるが……。

あらすじ

1931年、南仏。地主の旧家“嵐が丘”では家長の死後、長男のギョーム(オリヴィエ・クリュヴェリエ)が養子ロック(リュカ・ヴェルヴォー)を邪険に扱い、使用人同然の身分に格下げしていた。ロックを愛する妹カトリーヌ(ファビエンヌ・バー)はそんな兄に反発し、ロックと二人で家出する。途中猟場の罠に足を挟まれて怪我したカトリーヌは、近くに住むブルジョワのランドン家に身を寄せる。元々孤児のロックはランドン家に入ることを許されず、“嵐が丘”でギョームに苦しめられながら彼女の帰りを待つ。上流階級に接して見違えるほど美しくなったカトリーヌに、ロックは自分との間に深い溝ができたことを感じる。革命記念日のパーティーでランドン家の息子オリヴィエ(オリヴィエ・トレス)と娘イザベル(アリス・ポンシュヴィル)が“嵐が丘”に招かれるが、ロックは些細なことでオリヴィエに殴りかかり、ギョームに納屋に閉じ込められる。そしてロックは姿を消した……三年後、ランドン夫妻の没後、オリヴィエとその妻になったカトリーヌが当主になり、イザベルと“嵐が丘”の女中でカトリーヌ兄妹の親代わりであるエレーヌ(サンドラ・モンタギュー)と共に暮らしていた。そこに立派な身なりに身を固めたロックが訪れる。ロックは酒で身を持ち崩したギョームのせいで荒れ果てた“嵐が丘”に投宿し、ランドン家をたびたび訪問する。イザベルはそんな彼に恋心を抱く。ロックと愛をも超越する強い絆で結ばれているカトリーヌだが、彼の真意が理解できずに苦しむ。ロックはギョームの借金を肩代わりして“嵐が丘”を手に入れる。兄嫁にロックとのことを反対されたイザベルは家出して“嵐が丘”に身を寄せる。ロックは自分は財産が目当てなのになぜ家出したと彼女をなじり、彼女を犯す。傷心のイザベルはギョームがロックを殺す計略を立てているのを知って手を貸すが、最後のその時に妨害する。ランドン家ではカトリーヌが部屋に閉じこもり、食事も拒否し、衰弱の末死ぬ。荒れ果てた“嵐が丘”で、ロックは亡きカトリーヌの手が自分を手招きしているのを見る。 【キネマ旬報データベースより】
原題 HURLEVENT
製作年 1986年
製作国
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