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「あばよダチ公」(1974)

【DVD発売中】

45点45
日活が、1970年代初頭のニュー・アクション復活をもくろんで作った青春アクション。松田優作をはじめとするチンピラ4人組と加藤小夜子演じる女の5人が、珍道中の果てに暴力団や警察相手に抗争するという内容。澤田幸弘監督に往年のキレはないが、役者陣に味がある。

あらすじ

三年ぶりに刑務所から帰って来た夏木。かつての漁村も、今では見る影もない。コンビナート群の威容、汚れた海。その死んだ海で釣をしている頭の少々弱い若者、梅。トラックの運転手でシャレ者の雅、パチプロの竜、夏木の仲間たちである。三年ぶりの再会で元気の出た四人は、出所祝いと称して乱痴気騒ぎの末、警察のお世話になってしまった。翌日釈放されてからも、四人は目的のない欲望のみで行動する毎日が続く。そんなある日、竜の親戚で家出娘のシン子が訪ねて来た。彼女の父親が補償金つりあげのためにダム工事立ち退きを拒否してたてこもっており、その補償を合法的に奪いたい、というのである。相談の結果、夏木がシン子の婿養子となり、一同シン子の実家へ。ダイナマイトを腰に巻き着けて籠城している父、源太郎に夏木とシン子は結婚を報告、そして源太郎を小屋から追い出した。夏木とシン子の初夜、むさぼりあう全裸の二人。だが、竜、雅、梅たちは悶々として寝つけない。刺激のない毎日が続き、竜、雅、梅のいらだちは、日増しに高まっていった。そんなある日、猟に来ていたハンターから夏木が銃を奪い取った。この事がきっかけで水源開発公団がようやく動き出した。町の暴力団半田に五人を叩き出す事を条件に、ダム工事の下請けを優先的に依頼するというのだった。半田の五人への挑発が始った。配下の鉄砲玉とホステスとのセックスによる挑発。それはセックスに飢えている竜たちには効果満点だった。おさまらない三人の為に夏木はホステス三人を強引に連れて来た。小屋の中はまるでセックスの饗宴である。だが数日後、そのホステスに梅が呼び出され半田に捕われてしまった。四人がこの土地から出て行くのなら梅を帰すというのだ。梅の命にはかえられないと決心した夏木は、シン子と源太郎に補償金問題を託し、町を出ることにした。だが、歩き続けるうちに持ち前の野放図な陽気さが甦って来た四人は、反撃を決意。今度は半田建設へ殴り込み、半田を捕虜にたてこもった。廻りを取り巻く警官たち。飛び込んで来る催涙弾。次第に疲労と焦燥が四人を襲う。折角、半田から取り上げた金が奪われるのは目に見えている。四人は止むなくその日銀券を喰い始めた……。その時、建築用クレーンがまるで怪獣の首のように壁を崩し始めた。四人はクレーンに挑むかのように飛びつき、空中に吊り上げられた。そして何か喚き散らしながら次々と落下していくのだった……。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1974年
製作国 日本
配給 日活
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