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「クロッカーズ」(1995)

【DVD発売中】

75点75
黒人社会の抱える問題を鋭く描くS・リー監督が、麻薬問題に取り組んだ衝撃作。黒人居住地区で起きた殺人事件をめぐりベテラン刑事と、善と悪の対照的な道を歩んでいる黒人兄弟が葛藤を繰り広げる。麻薬ディーラーたちが法の目をかいくぐり売り上げを伸ばしているニューヨーク・ブルックリン。ある日、ロナルド・“ストライク“・ダンハムは、麻薬売買組織のボス、ロドニー・リトルから売り上げを横領しているレストラン・エイハブの支配人ダリル・アダムスの殺しを依頼された。だが事件発生後、任意同行されたのは現場近くに居合わせたストライクの兄ヴィクターだった。ヴィクターの供述に疑問を持った刑事のロッコ・クラインは捜査を続け、ストライクが犯人だと主張。同僚のラリーと対立する中、直接ストライクに疑問をぶつけるが……。映画化権を獲得したスコセッシが製作にまわり、S・リーと組んで映画化した。

あらすじ

N.Y.はブルックリン。麻薬ディーラーのストライク(メキー・ファイファー)は、組織のボスのロドニー(デルロイ・リンド)から、売り上げを横領しているレストランの支配人ダリルを殺すよう依頼される。彼は躊躇するが、結局、断れなかった。そして事件は起き、ダリルが射殺された。ストライクと同じ共同住宅に住む少年タイロン(ピー・ウィー・ラヴ)は、彼を兄のように慕っていた。だが、少年の母親は事あるごとに彼に文句を言い、タイロンを幼い頃から見守ってきた警官アンドレ(キース・デイヴィッド)も、タイロンに近づくなと忠告する。殺人課のベテラン刑事、ロッコ(ハーヴェイ・カイテル)と相棒のラリー(ジョン・タトゥーロ)は、ストライクの兄ヴィクター(イサイア・ワシントン)を任意同行する。ヴィクターは、ダリルが突然飛びだして来たので銃で撃ったと自白した。その供述に疑問を抱くロッコは、ヴィクターが真犯人の弟をかばっていると主張する。彼は偽の麻薬捜査の情報を与えるなど、組織への陽動作戦というべき神経戦を展開する一方、聞き込みを続けてヴィクターが稀に見る人格者であることを知る。しつこく付きまとうロッコに、胸を患っていたストライクは無実を主張しながら吐血した。ロッコは捜査で得た情報をストライクにぶつけ、彼の証言の矛盾点を矢継ぎ早に突く。やがて麻薬売買の容疑を固め、警察はロドニーを逮捕した。そんな事態を知らないストライクは街を出ていく決意をする。だが、留置所内のロドニーはストライクが密告したと誤解し、エイズと麻薬中毒で自暴自棄になった子分のエロルに、彼を始末するよう命じた。しかし、信じられないことに公園で待ち受けるエロルを射殺したのは、ストライクの護身用の銃を借りたタイロンだった。少年はストライクの命を救うべく、殺人まで犯したのだった。ロッコは少年の将来を考えて慎重に取り調べを行い、アンドレは烈火のごとく怒り、ストライクをぶちのめした。やがて、ロッコとストライクのいる取り調べ室にヴィクターの母と妻が訪れ、真犯人はヴィクターだと告げた。やがて、彼は正当防衛で保釈となった。ロッコに駅まで見送られたストライクは、長距離列車で街を出た。窓の外には「銃器反対」の看板が見えた。 【キネマ旬報データベースより】
原題 CLOCKERS
製作年 1995年
製作国
配給 UIP
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