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「欲望の翼」(1990)

【DVD発売中】

73点73
1960年の香港。ある日、サッカー競技場の売店の売り子スーは、奔放で不思議な魅力を持つ青年ヨディと出会う。ヨディには同棲している恋人ミミがいるのだが、スーはそれでも彼のそばにいたいと願う。ヨディへの恋の失望でさまようスーを介抱する警官はスーを愛し始め……。若者たちの出会い、孤独、愛、そして別れをドラマティックに盛り上げるわけでもなく、スケッチ風に距離をおいて描くでもなく、文学的ともいうべき独特の語り口と構成で綴っていくまったく新しいタイプの青春映画。香港映画界の若手オールスター・キャストを得たこの作品で、W・カーウァイは一躍世界が注目する監督になった。

あらすじ

サッカー競技場の売り子スー・リーチェン(マギー・チャン)は、ある日突然遊び人風の客ヨディ(レスリー・チョン)に交際を迫られ断るが、一分間だけ時計を見ているように言われる。1960年4月16日午後3時。やがてスーはヨディを愛し始めた。ヨディはナイトクラブを経営する養母(レベッカ・パン)と暮らしていたが、彼女が部屋に連れ込んだ男を叩き出し、男から取り返した養母のイヤリングの片方を、居合わせたクラブのダンサー、ミミ(カリーナ・ラウ)にあげてしまう。翌朝、ヨディと一夜を過ごしたミミが部屋を出てくると、昨夜彼女と部屋で出会い、一目惚れしてしまったヨディの親友(ジャッキー・チュン)が待っていた。一方、ミミの存在を知って放心状態で夜の町をさまよっていたスーを見つけ、慰めたのは巡回中の若い警官(アンディ・ラウ)だった。彼はスーに恋心を抱くが、彼女から電話がかかってくることはなかった。養母から恋人とのアメリカ移住を告げられたヨディは、実の母親の住むフィリピンへと旅立つ。残されて悲しむミミのために、ヨディの親友はヨディに貰った車を売り、彼の後を追うようにとその金を手渡した。ヨディが初めて訪ねた母親はフィリピン貴族の娘で、不義の息子である彼とは会おうとしなかった。自暴自棄になったヨディは酔いつぶれ、船乗りに助けられるが、その男はかつてスーを慰めた警官だった。ヨディは偽造パスポートでアメリカに渡ろうとするがギャングを殺してしまい、2人は大立回りの末に南へと向かう列車に逃げ込んだ。緑のジャングルを走る列車の中でヨディが息を引き取る頃、ミミはマニラに降り立ち、香港では誰もいない公衆電話のベルが夜に街角に響いていた。そして九龍のアパートの一室では、ギャンブラー(トニー・レオン)が身支度を整えていく。 【キネマ旬報データベースより】
原題 阿飛正傅/DAYS OF BEING WILD
製作年 1990年
製作国 香港
配給 洋画マイナー
上映時間 97
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