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「カタルシス」(2002)

30点30
殺人を犯したティーンの息子を抱える家族の贖罪と再生の物語。14歳の時に連続殺人事件を起こした少年が仮釈放を機に、家族とともに母の実家の離島へと移住。しかし家族の心はバラバラになったままで、島民からも白い眼を向けられる。そんな一家の苦境からの、家族の再生と希望を見つめていく。救いを求める姿が胸に響く、歯応えのあるドラマだ。

あらすじ

東京近郊の新興住宅街で、少女連続殺人事件が発生。事件の加害者として逮捕されたのは14歳の少年、大野南青紀(尾上寛之)。南青紀の家族は名前を変え、見知らぬ土地で離ればなれに暮らすことを強いられる。息を詰めるように暮らした3年の日々、やがて南青紀が少年院を仮退院する日が近づく。母親の永遠子(山口美也子)は、危篤状態にあるという母の臨終に立ち会うため、家族とともに郷里へ帰ることを決意する。両親と離れて育った南青紀にとって、祖母は5歳の頃まで育ててくれた母親代わりの存在だった。そして、南青紀は少年院を退院。彼を迎え入れた家族は、事件後初めての再会を果たす。しかし南青紀の存在に、正面から向き合わねばならない家族にとって、この再会は喜びあえるようなものではなかった。加えて、兄の殺人現場を目撃してしまった長女・花鷲見(斉藤麻衣)は、口がきけなくなっていた。重苦しい沈黙が、一家を支配する。永遠子の故郷・南九州の孤島にたどり着いた一家は、人里離れた小屋に暮らし始める。しかし、南青紀の犯した罪は、周囲にそれとなく知れ渡ってしまう。一家はふたたび、人目を避けた生活を強いられる。父親の由紀夫(真那胡敬二)は、仕事をすることもなくただぶらぶらと過ごし、永遠子はそんな夫の姿に苛立ちを隠せない。そんな両親の姿を目の当たりにして、南青紀の心はますます閉ざされてゆく。家族からも離れた彼は、まるで死んだような日々を送る。永遠子の弟で漁師の悟史(東孝)は、そんな一家に手をさしのべようとするが、彼もまた、突然の交通事故で息子を失うという重たい過去を背負っていた。やがて、この島に全てを押し流す暴風雨が吹き荒れる……。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2002年
製作国 日本
配給 アルゴ・ピクチャーズ=SUPERSAURUS
上映時間 113
公開日 2003年11月8日(土)公開
カテゴリ 人間ドラマ
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