閉じるボタン
【重要】システム障害発生につきまして

「H story」(2001)

【DVD発売中】

56点56
前作『M/OTHER』でカンヌ国際映画祭批評家連盟賞を受賞した諏訪敦彦監督が、故郷の広島を舞台に『二十四時間の情事』のリメイクに挑戦。その企画が消滅していく過程をスリリングに画面に収めていく。フィクションとドキュメンタリーを交錯させた異色作だ。主人公を『ガーゴイル』のベアトリス・ダルが演じ、個性的な魅力を放つ。

あらすじ

もう消せないのだ。出会ってしまったから……。できるのは、ただ見つめること。「二十四時間の情事」のリメイクとしてスタートした「H story」。名のない日本の男とフランスの女。彼らはヒロシマで出会った。「私はヒロシマですべてを見たわ」「いや君は見ていないよ」被爆地であるヒロシマ、そして自分の過去への無関心と忘却を恐れる女。そんな女をただ見つめ続ける男。彼らは互いをヒロシマ、ヌベールと呼び、そして愛しあった。40年前に書かれた、マルグリット・デュラスの『ヒロシマ・モナムール』。この古いテキスト通りに演技することに、違和感を覚える女優ベアトリス・ダル。超えられない時間という大きな壁。苛立ち。躊躇。「なぜ今リメイクなのか」。この問いに「避けて通れなかったんだ」とだけ答える監督。スランプに陥ったダルとの対話を繰り返しながら、彼も同じく模索し続けていた。そして迎えた撮影の中断。それでもカメラの視線の中に彼女はいた。撮影が半ばに差しかかったころ、撮影現場を訪れた町田康の出現で、流れは思わぬ方向へ進んでいった。ベアトリス・ダルと町田康。通じない言葉を交わす彼ら。ダルを見つめる町田と、受け入れるベアトリス・ダル。彼にだけ、彼女が心を放った瞬間がそこにはあった。ダルが一人の女になったその時でさえ、彼女はまだその視線の中にいた。まるで遠くからずっと愛撫し続けているかのように…… 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2001年
製作国 日本
配給 東京テアトル=電通=WOWOW=IMAGICA
上映時間 111
公開日 2003年8月2日(土)公開
カテゴリ 人間ドラマ
チケット 前売りチケットを購入する