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「暴走機関車」(1985)

【DVD発売中】

76点76
黒澤明によるオリジナル脚本を映画化したアクション大作。アラスカのストーンヘブン刑務所から野獣のような凶悪犯と、15歳の娘をレイプした罪で服役中の若い囚人が脱獄、吹雪の中の原野を4連の機関車に乗って逃亡した。しかし機関手が死亡、非常停止装置も作動せず、最高時速150キロで巨大な鉄の塊が疾駆する。刑務所長はこの脱獄囚を執拗に追うが……。暴走する機関車と自然と人間の三者が織り成すサスペンスをリアルにダイナミックに描く。大胆なメイクのヴォイトとエキセントリックなロバーツの演技は、アカデミー賞にノミネートされた。

あらすじ

真冬のアラスカ、ストーンヘヴンの重犯罪者刑務所。ランキン所長(ジョン・P・ライアン)の怒りを買って3年間も独房に入れられていたマニー(ジョン・ヴォイト)が訴訟に勝ち、独房を出ることになり、所内は騒然となっていた。15歳の娘をレイプした罪で服役中の若者バック(エリック・ロバーツ)は、大はしゃぎで、独房を生き抜いてきたマニーを英雄のようにあがめている。刑務所内のボクシング大会で、ランキンが放った殺し屋に危うく刺されそうになるマニー。マニーのランキンに対する憎しみはつのった。最大の復讐は脱獄することだと悟った彼は、洗濯物集めの役をしているバックの協力で見事脱獄に成功する。しかし、バックも同行したいと訴え出し、予想に反して脱獄の旅は2人共にということになった。吹雪・原野をどこまでも歩き、やがて鉄道の操車場に辿り着いた。そこで巨大な4連ディーゼルを見つけたマニーは引きよせられるかのように、その列車に乗り込んだ。が、発車と同時に、先頭の機関車では初老の機関士が心臓発作で車外に転落し、機関車は運転手のいないまま、速力をあげ出した。操車場からの知らせで、鉄道管制指令室はあわてふためき、バーストウ主任(カイル・T・ヘフナー)は頭をかかえた。そんな状態にあるとは知らないマニーとバックは、別の貨物列車に突っこんだ衝撃で、はじめてことの重大さに気づいた。指令室にはマクドナルド局長(ケネス・マクミラン)も駈けつけ、事故を最小限にとどめるため、周囲に指示を与えた、そんな頃、うたたねしていた間にこんな事態に陥って驚く女性乗務員サラ(レベッカ・デモーネイ)が機関車から汽笛を発したので機関車に人間が乗っていることを知るマクドナルドら。鉄道に詳しいサラは、先頭の機関車が流線型で車体に通路がなく、運転席まで行くのは不可能だと、マニーらに語った。一方ヘリコプターでマニーの行方を追っていたランキンは、鉄道管制指令室に行き、暴走機関車に乗っているのがマニーらであることを確認した。バーストウたちは、手段を見つけることができなくていらだち、局長は人命を犠牲にしてまで機関車を側線に導き、脱線させることを命じた。自分の手でマニーを始末しようと、執念の鬼と化したランキンは、再びヘリに乗り機関車を追跡した。先頭の機関車に乗ろうとして果たせず戻って来たバックに「いくじなし」とののしるマニー。凶暴性をむき出しにするマニーに「あんたは動物よ」と叫ぶサラ。英雄だと思っていたマニーに失望するバック。やがてサラは、機関車が、指令室から見捨てられ古い側線に移されたことを告げた。その側線は行き止りとなっているのだ。マニーが連結器を伝わり、血まみれになって先頭の機関車に向かった。そこヘランキンがヘリから飛び乗って来た。マニーは一瞬早く消火器をつかむとその液でランキンを無抵抗にして捕えると車内のポールに手錠で結びつけた。マニーはバックとサラの乗る後方の機関車を結ぶ連結器をはずした。吹雪の中、先頭の機関車は行き止まりの線路を走っていった…。 【キネマ旬報データベースより】
原題 RUNAWAY TRAIN
製作年 1985年
製作国
上映時間 110
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