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「ブラック・レイン」(1989)

【DVD発売中】

72点72
R・スコットが約59億円をかけ、M・ダグラスと高倉健の初競演と、アメリカ映画初の大阪ロケを実現させた入魂の力作。外国人が捉えた、大阪・歓楽街のネオンのきらめきと喧噪が妙。“バタ臭く“いつもとは一味違う“大阪“が興味深い。ニューヨーク市警のスゴ腕刑事ニックと相棒チャーリーは、殺人現行犯、佐藤を護送して、大阪空港に降り立った。だが、警察官を装った3人組に、まんまと佐藤を奪われ、ニックは腐り顔。松本警部補のもとにつき、佐藤追跡捜査に参加させてくれと頼み込む。そんな時、クラブ・ミヤコで殺人事件発生。犠牲者は偽警官の一人だった……。一匹狼の刑事ニックと、義理と人情に厚い松本。友情で結ばれる二人の刑事のドラマが主軸とはなるが、見ものはなんといっても悪役、佐藤に扮した松田優作。海外スターを向こうにまわし、ふてぶてしさの中にも狂気が光る演技で、立派に国際派スターとして器の大きさを見せた。しかし、この作品を最後に1989年11月6日、ガンで亡くなったのは、なんとも惜しまれる。

あらすじ

半年前の容疑者の逮捕の際に現金が減って発見されたことで、その行動に疑いをかけられているニューヨーク市警のニック・コンクリン部長刑事(マイケル・ダグラス)は、ある日同僚のチャーリー・ヴィンセント(アンディ・ガルシア)と昼食をとっている時に、そのレストランで、マフィアのボスが日本人の2人組に襲撃される事件に直面した。そして激しい格闘の末に、その佐藤(松田優作)という男を逮捕したニックとチャーリーは、彼を護送するために日本へと向かうことになる。ところが大阪空港での犯人引き渡しの際に、偽装警察に佐藤をだまし取られた2人は、銃を所持しないという条件のもと、大阪府警の松本正博警部補(高倉健)の監視下に置かれることになった。そんな折、大阪の「クラブ・ミヤコ」で殺人事件が起きた。被害者は例の偽装警官で、別室では彼と一緒にいたミユキ(小野みゆき)というホステスが事情聴取されていた。ジョイス(ケイト・キャプショー)というアメリカ人ホステスからニックは、犯人が佐藤であること、また彼が大阪の夜の街のボスである菅井(若山富三郎)と抗争を続けていたことを知らされる。ところがニックとチャーリーがホテルに帰ろうとする夜、佐藤を始めとするライダーたちに取り囲まれ、チャーリーが切り殺されてしまう。ミユキが佐藤の情婦であるとにらんだ松本とニックは、彼女を尾行し、やがて大きな製鉄所で佐藤と菅井が対峙している現場にたどりつくが、激しい銃撃戦の末、彼を取り逃してしまう。国外退去を命じられたニックは、佐藤を逮捕するため監視の目を盗んで飛行機から脱出し、松本を訪ねるが、停職中の彼は協力できないと言う。単独で菅井に接近したニックは、佐藤が来るという農家に連れてこられる。身を潜めて彼を待ち伏せするニックの前に現われたのは松本だった。そして松本の援護のもと農家に乗り込んだニックは佐藤を追いつめ、畑での激しい格闘の末、彼を逮捕することに成功するのだった。 【キネマ旬報データベースより】
原題 BLACK RAIN
製作年 1989年
製作国
映倫 PG12
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