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「ふたり〈1991年〉」(1991)

【DVD発売中】

72点72
赤川次郎原作の同名小説をもとに大林宣彦が再び故郷・尾道を舞台に描くファンタジー。美人で頭脳明晰な千津子とドジでノロマな実加の姉妹。ある日、千津子が事故で急死し、そのショックで一家は火が消えたようになってしまう。それでもなんとか姉の死を乗り越えていく実加。そんな彼女の前に死んだはずの千津子が現れ、実加は千津子の力添えで、数ーの困難を乗り越えていく。そんなある日、父の浮気が発覚し、実加の心は大きく揺れ動くが……。本作がスクリーン・デビューとなる石田ひかりが様ーな困難に遭いながらも少女から女へと成長していくヒロイン役を好演。また、従来の尾道3部作では見られなかった家庭崩壊という極限に陥った少女の心理描写などを取り入れ、まさに“新・尾道3部作”の幕開けにふさわしい傑作となった。

あらすじ

ドジでのろまな夢見る14歳の実加(石田ひかり)は、優しい両親と自分とは正反対のしっかり者の姉・千津子(中嶋朋子)に囲まれて幸せな日々を送っていた。ところがある朝、学校へ行く途中、忘れ物を取りに戻ろうとした千津子は、突然動き出したトラックの下敷きになって死んでしまい、その事故のショックで母・治子(富司純子)はノイローゼ気味になってしまう。実加はけなげにも姉の代わりを演じようと、ひとり明るく振る舞うが、ある日、変質者に襲われかけた実加は、死んだ千津子の幽霊に助けられる。その日以来、実加が難関にぶつかると千津子が現れ、“ふたり”で次々と難関を突破してゆく。そして千津子に見守られながら、日に日に美しく素敵な少女に成長していく実加は、第九のコンサート会場で、姉の知り合いだったという青年・智也(尾美としのり)に出会い、ほのかな想いを抱くようになる。やがて16歳になった実加は、千津子と同じ高校へ進学。演劇部へ入部し、千津子が生前演じたミュージカルの主役に抜てきされるが、そんな実加をやっかむいたずら電話により、治子は倒れて再び入院する。それと同時に北海道へ単身赴任していた父・雄一(岸部一徳)の浮気が発覚する。崩れかける家族の絆を必死に守ろうとする実加と、それを見守る千津子。そして、実加がそんな事態を乗り越えた時、それは千津子との別れの時でもあった。こうして自立していく実加は、この出来事を本に書き残そうと心に決めるのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1991年
製作国 日本
配給 ピー・エス・シー=NHKエンタープライズ=ギャラック
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