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「女の暦」(1954)

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壷井栄の処女作で、『二十四の瞳』と同じく瀬戸内海の小豆島を舞台とした原作を、久松静児が新東宝で初監督している。日向家のクニ子と実枝は二人暮らし。父母はすでになく、10人の兄妹も女ばかりの5人に減ってしまっていた。そんなある日、実枝の発案で、10数年会っていなかった姉たちを呼んで、死んだ家族の法事をすることになる。

あらすじ

瀬戸内海の小豆島にある日向家は末娘クニ子・実枝の二人によって守られて来た。父母は既に亡く、十人の兄姉も女ばかりの五人に減ってしまった。クニ子は島の小学校に勤め、家事は実枝が切り廻していた。そんな或る日実枝の発案で、もう十数年も会わない姉達を呼んで、死んだ家族の法事をする事になった。そして法事の日が近づくにつれて法事客が次々と到着した。真っ先に駈けつけたのは大阪から来た次女のカヤノ。長女のミチも十五年振りに広島からやって来た。東京にいる五女高子は主人が労働運動に捲き込まれ留置されているので少々遅れるとの事であった。久し振りに日向家の座敷には笑声が流れたが、この機会に自分の結婚話しを打開けようと思っていた実枝は、なかなかそれが切り出せない。そこへ実枝の恋人で農場に働いている石田がやって来た。実枝はそれで勇気づいたのか突然話しを切り出したが、実枝のその一生懸命さに姉達はドッと笑い出してしまった。それが実枝の胸を刺した−−。その翌日、ささやかな法事が行われた。盛岡ヘ種馬を取りに発った石田と入れ替りに高子が到着し、高子だけが実枝の本心を知った。夜は皆が集って、働きものの母、船長服の父などの想い出話しに花を咲かせた。法事が済むと姉達は夫々家に向けて帰って行き、再びクニ子と実枝の二人っきりの生活が始った。或る夕方、結婚の事で東京の高子の許へ相談に行くと書き置きして実枝が家出した。しかし翌日の夕方、寂しさに耐えかねた実枝は京都から帰って来た。その実枝をクニ子は優しく励ましてやるのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1954年
製作国 日本
配給 新東宝
上映時間 100
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