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「才女気質」(1959)

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あらすじ

京都四条木屋町の表具商松江堂は、三十年の暖廉を誇っていた。主人の市松はずぼらで気が弱く、女房の登代は世渡り上手の女丈夫で、店のきりもりはいっさい彼女一人でやってきた。登代は大学を卒業した次男令吉の花嫁候補を、西陣の織常の娘久子に決めた。さっそく祇園のお茶屋翁屋の女将で、市松の母つねを訪ね、仲人を頼んだ。登代は自分の離れに住んでいるスミに出てもらって、そのあとに令吉夫婦を入れようとした。スミは市松が小僧時代に世話になった店のお内儀で、夫の死後、戦争にいった息子一夫の帰るのを待っていた。市松は登代の考えに真向から反対した。そんな時、一夫が中国からひょっこり戻って来た。一夫は市松の弟成次が区会議員に立候補するので、そこの事務所に傭われることになり、スミと二人で登代の妹辰江の家の二階に移った。登代の冷い仕打ちに、娘の宏子は心を痛めた。そして、秘かに一夫に恋心を抱いた。令吉と久子は離れに移った。しかし、何かにつけて登代の勝気な性格は、久子に対してつらく当り、そのために久子はとうとう実家に帰ってしまった。令吉も後を追って家を出た。一夫は登代に宏子を嫁にもらいたいといったが、断わられた。宏子は一夫と結婚するために家出した。長男尚男の七回忌がきた。尚男は小さい時から頭がよく、医大に進んだが戦死してしまった。登代は残った二人の子供にすべての望みをかけていたが、その夢も無残にくずれた。今までは成次や辰江の忠告も聞こうとしなかった登代も、市松と二人だけになってしまうと、はじめて弱音を吐き、自分の非を認めるのだった。数日後、令吉夫婦が戻って来た。巡査になった一夫夫婦とも和解した。松江堂から久しぶりの笑い声が聞えてきた。活気の満ちた店先で、登代は相変ずテキパキと客の応待に当っていた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1959年
製作国 日本
上映時間 87
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