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「静かなる決闘」(1949)

【DVD発売中】

74点74
当時、特効薬がなく不治の病といわれた性病“梅毒“をテーマに据えた問題作。野戦病院で手術中に梅毒をうつされた医者の藤崎は、帰国後も恋人の美佐緒を避け、一生を病と戦いながら独身のまま生きていこうとする。生命を救った相手に不治の病をうつされるという皮肉に絶望しつつも、藤崎は医者として静かに人生と闘っていく……。「赤ひげ」など、その後の黒澤映画にこの作品のヒューマニズムは受け継がれる。

あらすじ

藤崎恭二は軍医であった。前線の野戦病院、次から次に運び込まれる負傷兵、患者、恭二は休む暇もなく手術台の側に立ち続けねばならなかった。陸軍上等兵中田龍夫は下腹部盲腸で一命危ないところを、恭二の心魂こめた手術が成功してとりとめた。ところが中田は相当悪性の梅毒で、恭二はちょっとした不注意のため小指にキズを作り、それから病毒に感染した。敗戦後、恭二は父親の病院で献身的に働いていた。が、薬品のない戦地で、恭二の病気は相当にこじれていた。父にも打ち明けず、彼は深夜ひそかにサルバルサンの注射を打ち続けていた。思わしい効果は現れて来なかった。彼には許婚者松木美佐緒という優しい女性があった。彼女にも無論病気の事は話してなかった。復員後すっかり変わってしまった恭二に美佐緒は何としても納得しかねる気持ちがあった。六年間も待ちつづけた恋しい人だったのに。まるで結婚の事は考えていない様子の恭二、隠している事があるに違いないのだ。彼女は根ほり葉ほり聞きだそうとしているが、一ツの線からは一歩も踏み込ませようとしない。間に入って困る父親、そして遂に何もかも判る時が来た。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1949年
製作国 日本
配給 大映東京
上映時間 95
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